SMKは、手を近づけたことを認識する近接センサー機能を搭載した抵抗式タッチパネルを製品化した。
SMKは2013年8月、手を近づけたことを認識する近接センサー機能を搭載した抵抗式タッチパネルを製品化したと発表した。カーナビゲーションシステムなどの車載機器をはじめ、事務機器、FA機器などでの採用を目指す。
抵抗式タッチパネルは、指やペン(スタイラス)などの押し込みを検知するため、スマートフォンなどに搭載される静電容量式タッチパネルに比べ、誤操作が生じにくく安定した入力が得られる利点がある。比較的、価格も安いため、多くの用途で利用されている。
SMKが開発した抵抗式タッチパネルは、専用タッチパネルコントローラICと4線式抵抗式タッチパネルを用いて近接センサー機能を実現。タッチパネルの操作面から50mm以内の範囲で離れた手を検出できるようになった。非接触検知が行えるため、手をかざすことで、消えている画面をオンしたり、閲覧画面から入力画面へ自動切り替えしたり、といった新たな操作機能を実現できる。タッチ操作とは別に、非接触スイッチとして機能させることもできる。
近接センサー機能は、SMKの専用タッチパネルコントローラICと、フィルム/ガラスタイプ、ガラス/ガラスタイプの各種抵抗式タッチパネルと組み合わせることができる。軽荷重入力仕様フィルム/ガラスタイプのタッチパネルと組み合わせて使用することで「スマートフォンのような軽快な操作感も可能になる」(SMK)。対応できる画面サイズは、2.5インチから10.1インチまでとなっている。
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