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ワイヤレス給電向けトランスミッタIC、IDTが5製品IDT P923xファミリ

IDT(Integrated Device Technology)の「P923x」ファミリは、電磁誘導方式のワイヤレス給電システム用トランスミッタICである。ウェアラブル機器やスマートフォン、家具などの用途に向ける。

» 2014年11月28日 13時35分 公開
[EDN Japan]

 IDT(Integrated Device Technology)は2014年11月、電磁誘導方式のワイヤレス給電システム用トランスミッタIC「P923x」ファミリを発表した。ウェアラブル機器やスマートフォン、家具などの用途に向ける。

 P923xファミリとして今回は5製品を発表した。すでに販売を開始した「P9235」と「P9236」は、WPC(Wireless Power Consortium)の最新Qi規格に準拠した製品である。これに対して近く発売予定の「P9234」は、PMA(Power Matters Alliance)規格に準拠している。「P9230」は、デュアルモードのトランスミッタICで、WPC A1/A10およびPMA Type3の両方の規格に対応している。また、「P9231」は、特定製品と組み合わせて使用するようなウェアラブル機器などに適した設計となっている。最大1MHzの共振周波数で動作することができるため、より小型のコイルを用いることが可能だ。

P923xファミリの外観

 P923xファミリは、32ビットプロセッサ「ARM Cortex-M0」コアを内蔵している。スタンバイ時の消費電力も低い。入力電圧は4.0〜21Vで、0.5〜10Wの電力供給を必要とする用途に適している。

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