村田製作所は、11×12×2.1mmの小型・低背のロータリポジションセンサー「SVK3シリーズ」を発表した。リニアリティ±1%と高精度で、面実装タイプでは世界最高精度になるという。
村田製作所は2015年1月、面実装タイプでは世界最高精度になるという小型・低背のロータリポジションセンサー「SVK3シリーズ」を発表した。同年2月から量産を開始する。
SVK3シリーズは、同社従来品「SV03シリーズ」と比べ、2倍の高精度となるリニアリティ±1%を達成した。また、車載時に要求される−40〜+125℃の使用温度範囲と、300kサイクルの動作寿命に対応している。
サイズは11×12×2.1mmと小型・低背で、加えて0.4gの軽量設計となる。従来のSV03シリーズとは同サイズ、同重量のため、設計を変更することなく置き換えできる。
主な用途は、車載エアコン(クライメートコントロール)などの電子式回転スイッチ、車載HUD(ヘッドアップディスプレイ)スクリーンの視認性調整・位置メモリ・フェールセーフ機能、洗濯機・コーヒーメーカーなど家電の電子式回転スイッチ・セレクター、ロボットなどのモータ駆動装置のフィードバックセンサーなど。
同社では、これまで制御が困難だったHUDスクリーンの微妙な視認性の調整や、エアコンの温度調整スイッチの小数点以下の温度設定など、より高度な制御が可能になるとしている。
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