ローデ・シュワルツ・ジャパンは、ビデオ・テスタR&S VTシリーズのオプションとして、HDMI RX/TX CTS用モジュール「R&S VT-B2362」とHDMI/MHL TDAモジュール「R&S VT-B2380」を発売した。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2015年1月、ビデオ・テスタR&S VTシリーズのオプションとして、HDMI RX/TX CTS用モジュール「R&S VT-B2362」とHDMI/MHL TDAモジュール「R&S VT-B2380」の販売を開始した。
R&S VT-B2362は、HDMI2.0規格に準拠し、1台で6Gビット/秒のスピードに対応した試験信号の生成と解析ができる。また、同モジュールの発売と同時に、HDMI2.0規格のロゴ認証試験で新たに定義されたHF1-10などのソース試験項目に加え、HF2-5とそれ以降のシンク試験項目も追加した。
R&S VT-B2380は、対象信号の周波数の2倍以下のスピードでサンプルするサブ・サンプリング・ベースのTDA(タイム・ドメイン解析)オプション。同社の高周波ケーブルとHDMIテストアダプタを使用し、測定対象の機器と同モジュールを接続するだけで測定できる。セットアップ後は、測定器が自動的に測定対象信号を選択し、アイ・ダイアグラム解析など、HDMI規格に準拠した形でTMDS信号測定をするため、試験セットアップの手間を軽減できる。
価格(税別)は、R&S VT-B2362が101万8000円、R&S VT-B2380が264万2000円。これら2つのオプションにより、複数の測定器を用意することなく、プロトコル層とHDMIインタフェースの物理層のテストを包括的かつ高速に実施できるという。
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