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ブルーライト用光学式位置エンコーダ向けのセンサーチップiC-Haus iC-PT Hシリーズ

iC-Hausは、フォトダイオードを利用した、ブルーライト用光学式位置エンコーダ向けのセンサーチップを開発した。1.9×3.1mmのスキャニング面と、直径26mmのコードディスクを使用して1分解能当たり1万パルスを生成できる。

» 2015年02月24日 10時00分 公開
[EDN Japan]

 iC-Hausは2015年2月、フォトダイオードを利用した、ブルーライト用光学式位置エンコーダ向けのセンサーチップを開発したと発表した。高分解能の「iC-PT Hシリーズ」において、新たなインクリメンタル式スキャナーをブルーライト用に最適化した。

 新開発のエンコーダチップでは、最適化されたスキャニングと信号補間が、5×5mm2の小型optoQFNパッケージ内で組み合わされている。オプトチップは最適化されたフェーズドアレイ構造を採用し、1.9×3.1mmのスキャニング面と、直径26mmのコードディスクを使用して1分解能あたり1万パルスを生成できる。ブルーライトは低ノイズのため、コントラストを高め、光学式システム内の消費電流を減少できる。

小型のoptoQFNパッケージのエンコーダ・ブルーチップ

低ジッタエンコーダ直交信号を生成

 デバイスの正確なモータ制御により、4mAのプッシュプルドライバを経由し、1倍/2倍/4倍の分解能で低ジッタエンコーダ直交信号を生成できる。オプションで3スキャン・トラックを組み込むことで、従来モータ転流に使用した汎用ホールセンサーを不要とした。出力周波数は最大1.6MHzで、1回転あたり1万パルスで1万rpmまでモータスピードを制御できる。

 さらに、スキャン面の縮小と高感度により、LEDの必要電力が低減し、数mAの電流で動作できる。これにより、動作温度が高い場合でも、LEDの長寿命化を可能にした。

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