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iC-Hausが12ビット分解能の磁気式エンコーダを発売iC-Haus iC-MHL200

iC-Hausは、12ビット分解能の磁気式インクリメンタル(増分値)エンコーダIC「iC-MHL200」を発売した。4mm波長の磁気信号を4096分割できるため、1μm以下の直線移動を検知できる。

» 2013年07月05日 18時10分 公開
[EDN Japan]

 ドイツの半導体メーカーであるiC-Hausはこのほど、12ビット分解能の磁気式インクリメンタル(増分値)エンコーダIC「iC-MHL200」を発売した。産業機器をはじめ、自動車、医療機器分野のリニアモーター制御用途などでの応用を見込む。

 新製品は、磁気ポールピッチ2mmに対応するリニアホールセンサーアレイを20ピンTSSOPパッケージに組み込んだワンチップ型のエンコーダICである。自動信号オフセット機能や、補間計数、最小位相距離、ゼロ位置などを設定できるプログラマブル機能を備える。

エンコーダIC「iC-MHL200」のイメージ

 出力は、RS422互換のラインドライバ出力。ABインクリメンタル(12ビットの2つの矩形波[A,B信号]およびインデックス信号[Z信号])と、交換信号(UVW)を出力する。外部から基準信号を入力することで、Z信号がゼロパルスとして出力される。

 12ビット分解能を持ち、4mm波長の磁気信号を4096分割できるため、1μm以下の直線移動を検知できる。動作速度は最大8MHzであり、12ビット分解能で8MHz動作させれば、8m/sまでの直線移動を追跡できる。UVW信号は、2ポールおよび4ポール構成のリニアモーターに使用できる。

 同期シリアルSSIまたは、双方向BiSS-Cインタフェースを備え、シリアルデータ出力に対応。動作電源電圧は5V±10%、動作温度範囲は−40℃から125℃となっている。

 iC-Hausは、25年以上の歴史を持つ半導体メーカーで、CMOS、バイポーラ、BCDといったプロセス技術のノウハウを生かし、センサー用ASIC、レーザー/光応用ASIC、アクチュエータ用ASICなどを展開している。同社では2013年7月17〜19日に東京ビッグサイトで開催されるメカトロニクス/エレクトロニクス関連技術専門展「TECHNO-FRONTIER 2013」に出展し、iC-MHL200の紹介などを行う予定である。

TECHNO-FRONTIER 2013

会期 2013年7月17日(水)〜19日(金)
時間 10:00〜17:00
会場 東京ビッグサイト
iC-Haus ブースNo.:3B-211


TECHNO-FRONTIER 2013特集

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