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バッテリーに直結できる車載用リセット機能付きLDOレギュレータセイコーインスツル S-19311シリーズ

セイコーインスツルは、バッテリー直結が可能な車載用リセット機能付きLDOレギュレータ「S-19311」シリーズを製品化した。新開発のTO-252-5Sパッケージを採用し、車載ECUの小型化に貢献するという。

» 2015年08月31日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 セイコーインスツル(SII)は2015年8月、バッテリー直結が可能な車載用リセット機能付きLDOレギュレータ「S-19311」シリーズを製品化し、受注を開始した。新開発の小型・高放熱のTO-252-5Sパッケージを採用し、車載ECU(electronic control unit)の小型化に貢献するという。

 S-19311シリーズは、高耐圧36V動作のLDOレギュレータと、LDOレギュレータの電圧低下を検出するリセット機能を1チップ化した。パッケージには、新開発のTO-252-5Sを採用。業界標準のTO-252-5(DPAK)との実装互換が可能で、同等の放熱性を持ちながら、面積を約35%、高さを約半分に削減し、小型化した。他に、さらに小型のHSOP-8Aパッケージも揃えている。

LDOレギュレータ「S-19311」シリーズ

出力電圧/検出電圧を0.1Vステップで選択可能

  レギュレータ部の入力電圧は4.0〜36.0Vで、出力電圧は3.0〜5.3Vの範囲で0.1Vステップで選択可能。ドロップアウト電圧は120mV(5.0V出力品の典型値)。出力電流は200mAである。

 ディテクタ部の検出電圧は、2.6〜5.0Vの範囲で0.1Vステップで選択できるため、アプリケーションに合わせて選択できるという。検出電圧精度は±100mV。

 動作温度範囲は−40〜125℃である。主な用途は、車載用電装機器の定電圧電源およびリセット回路、エンジン、トランスミッション、サスペンションなどである。

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