キーサイト・テクノロジーは、92Gサンプル/秒(GSPS)、32GHzの性能を持つ高速/広帯域のモジュール型任意波形発生器「M8196A」を発表した。最大64Gボー、8ビットの垂直軸分解能でPAM-4、PAM-8、DMTなど多値デジタル信号の生成が可能だという。
キーサイト・テクノロジーは2015年12月、92Gサンプル/秒、32GHzの性能を持つ高速/広帯域のモジュール型任意波形発生器「M8196A」を発表した。最大64Gボー、8ビットの垂直軸分解能でPAM-4、PAM-8、DMTなど多値デジタル信号の生成が可能という。
M8196Aは、高性能機器向けのモジュール規格であるAXIeに準拠しており、AXIeモジュール1スロットで、正確に同期のとれた4チャネルの信号を発生する。差動出力電圧は、最大2Vpp。−1〜2.5Vの出力範囲で、DCオフセットを設定できる。立ち上がり/立ち下がり時間は、8ビットの垂直軸分解能で9ピコ秒未満だ。
偏波多重I/Q信号の生成、高速コヒーレント光トランシーバー、コンポーネントテストをサポートする。チャネルのSパラメータのディエンベディング、in-situ校正、信号ストレスコンディショニング機能など、100Gバイト/秒を超える新しい物理層規格の研究開発テストも支援。数学的に定義された任意波形、極短パルス、マルチGHzチャープの生成もサポートする。
M8196Aの参考価格は約1800万円(税別)であり、既に販売を開始している。
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