STマイクロエレクトロニクスは、USB Type-CとUSB Power Deliveryの実装を可能にするインタフェースIC「STUSB16」を発表した。設計の柔軟性を向上させ、保護機能を集約できるという。
STマイクロエレクトロニクスは2016年1月、USB Type-CとUSB Power Delivery(PD)の実装を可能にするインタフェースIC「STUSB16」を発表した。
STUSB16は、短絡保護機能と過電圧/過電流保護機能を集積し、専用の外部保護回路を不要としている。既存のマイコンベースの設計に追加するという方法でUSB Type-Cポートへの移行が可能で、類似製品に比べてマイコンへの要件を最小化できる。これにより、ソフトウェア開発の簡略化や開発期間の短縮が可能になるとしている。
USB PD規格に準拠したBi-Phase Mark Coded(BMC)物理層の符号化/復号ロジックも内蔵。最大電流600mAまでプログラム可能なVCONNへの電力サポートも備えている。設計の柔軟性を向上させ、保護機能を集約できるという。
STUSB16ファミリの最初の製品となる「STUSB1600QTR」は、現在サンプル出荷中。1000個購入時の単価は約0.95米ドルとなっている。
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