村田製作所は、導電性接着剤対応の積層セラミックコンデンサー「GCB」シリーズを開発したと発表した。外部電極にNi/Pd電極を採用し、高温環境下でも導電性接着剤との接合を可能にしたという。
村田製作所は2016年2月、150℃以上の高温環境でも使用できる、導電性接着剤対応の積層セラミックコンデンサー「GCB」シリーズを開発した。AEC-Q200に準拠し、自動車のパワートレインやセーフティー機器向けの導電性接着剤に対応するという。
GCBシリーズは、同社が新しく開発したNi(ニッケル)/Pd(パラジウム)電極を外部電極に採用し、高温環境下でも導電性接着剤との接合を可能にした。従来品と比較し、端子電極の耐腐食性も向上した。
最高使用温度は150℃/200℃の2種で、温度特性はX8R/X9M。定格電圧は10〜100Vdcとなっている。サイズはそれぞれ、1.0×0.5mmと1.6×0.8mmをそろえている。
GCBシリーズは既にサンプル出荷を開始しており、2016年中に量産を開始する。
0.11mm厚の積層セラコン、従来より約27%薄型化
従来比30%増、Q値21を実現した高周波インダクタ
リフロー対応のチップ形二重層キャパシタに新サイズ
動作電圧最大1000Vの高電圧薄膜フラットチップ抵抗器Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング