IDTは、Prodrive Technologiesと協業し、レイテンシ100ナノ秒の高エネルギー効率を特長とする、RapidIO対応スイッチアプライアンスポートフォリオを開発した。
IDTは2016年3月、Prodrive Technologiesと協業し、レイテンシ100ナノ秒の高エネルギー効率を特長とする、RapidIO対応スイッチアプライアンスポートフォリオを発表した。5GやC-RAN、モバイルエッジコンピューティング、ハイパフォーマンスコンピューティング、データ解析、金融取引分野のソリューション設計に対応するという。
新製品は、750G〜4.8Tビット/秒(bps)の広帯域幅を可能とし、従来の第2世代スイッチを利用した製品に加え、RXS RapidIOスイッチファミリーを採用した製品も開発。RXSファミリーを利用することで、ポート当たり1.2W未満の消費電力と100ナノ秒のレイテンシを保ちつつ、最大50Gbpsの速度でポートを稼働できる。
また、スケーラブルなモジュール式で32〜96個のポートに対応。複数のスイッチアプライアンスにより、RapidIOプロトコルを利用して、1つのネットワーク内で最大6万4000個の処理ノードをリーフ/スパイン型ネットワークに接続できる。個々のポートは1Gbps、2.5Gbps、5Gbps、10Gbps、20Gbps、40Gbps、50Gbpsから速度を選択可能で、アプリケーションの作業負荷に応じてシステム全体の消費電力を最適化できる。
ポート当たり20Gbpsの速度で38ポート構成の新製品を活用したシステムは既に供給を開始しており、ワイヤレスC-RANシステムやデータ解析システムに導入されている。2016年下期には、19インチラックに取り付け可能なシステムに、ポート当たり50Gbpsで稼働可能なRXSスイッチシリコンポートフォリオを採用した製品を供給される予定だ。
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