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ラッチアップ解除機能内蔵のLDOレギュレーターICミツミ電機 MM1897

ミツミ電機は、自動復帰のシーケンスを有するラッチアップ解除機能を内蔵した、LDOレギュレーターIC「MM1897」を発表した。ラッチアップによるマイコンの破壊防止に貢献するという。

» 2016年03月31日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ミツミ電機は2016年3月、自動復帰のシーケンスを有するラッチアップ解除機能を内蔵した、LDOレギュレーターIC「MM1897」を発表した。

ラッチアップ解除機能内蔵

 MM1897は、ラッチアップ検知後に電源を遮断し、ラッチアップを解除して自動復帰するシーケンスを有するラッチアップ解除機能を内蔵している。ラッチアップ現象は一般的に、いったん電源を切らないと解除できないが、同機能によりラッチアップによるマイコン(MCU)の破壊防止に貢献するという。

 また、バイポーラプロセスとノイズ対策素子を採用。同IC自体がラッチアップや静電破壊を起こしにくく、IEC61000-4-2に準拠した静電ノイズ/電解ノイズ/磁界ノイズ試験で、従来品より優れたノイズ耐量を可能にした。

LDOレギュレーターIC「MM1897」

 動作電圧は最大14Vで、動作温度範囲は−30〜85℃。異常電流検出電流は100mA、異常電流検出遅延時間は標準1.0ミリ秒で、それぞれ外付け抵抗RLATCHと外付け容量CDで設定できる。量産は2016年6月に開始し、サンプル価格は300円となっている。

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