アナログ・デバイセズは、LVDSデジタルアイソレーター「ADN465x」ファミリーを発表した。従来比4倍となる最大データレート600Mビット/秒と総ジッタ70ピコ秒を可能にしている。
アナログ・デバイセズは2016年2月、過酷な環境下で機器性能を向上させる、低電圧差動信号方式(LVDS)デジタルアイソレーター「ADN465x」ファミリーを発表した。
ADN465xファミリーは、LVDS I/O、高速アイソレーター、2.5/3.3V電源を可能にするLDOをSOIC-Wパッケージに集積している。従来比4倍となる最大データレート600Mビット/秒と総ジッタ70ピコ秒、最大伝搬遅延4.5ナノ秒を可能にし、これまで信号処理に必要だった低速のアイソレーターを使用せず、高速のLVDS信号を直接絶縁できる。
また、300MHzのクロックをサポートし、LVDSインタフェースで高精度コンバーターの絶縁が可能。ソース同期インタフェースのチャンネル間スキューは200ピコ秒、位相ジッタは380フェムト秒と極小のため、A-Dコンバーターのサンプリングクロックも絶縁できる。
サージ保護定格は基本絶縁が10kVpk、強化絶縁6kVで、耐電圧は5kVrms、動作電圧は350Vrmsとなっている。チャンネル別に3種類をラインアップし、パッケージは20ピンのSOIC-W。1000個購入時の単価は、いずれも5.50米ドルとなっている。
4つのカメラからビデオを受信し、自動的に同期するデシリアライザ
従来比約45%薄型化を実現、低入力電流駆動のトランジスタ出力フォトカプラ
シングル/マルチ出力が可能な、65V同期整流降圧コンバータ
絶縁定格が最大1kVのデジタルアイソレータ、フォトカプラの代替狙うCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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