エスアイアイ・セミコンダクタは、車載用電流モニター機能付きハイサイドスイッチ「S-19680」シリーズを発表した。GPSアンテナの接続状態を簡単に診断できるという。
エスアイアイ・セミコンダクタは2016年3月、車載用電流モニター機能付きハイサイドスイッチ「S-19680」シリーズを発表した。GPSアンテナのノーマル、ショート、オープン状態を診断できるハイサイドスイッチで、オープン検出/負荷ショート検出/電流リミット回路を搭載している。GPSアンテナの接続状態を簡単に診断できるという。
また、MCUからの信号により電源のON/OFFを制御するほか、アンテナアンプに電源を供給して、その負荷電流値に応じて2つの端子からHigh/Low信号を出力できる。これらの端子をモニターすることで、負荷のショートやオープン状態を検出してアラーム信号を出力。負荷がオープンであることを検出する電流を2.5mAから検出できるため、電流の少ない軽負荷のアプリケーションでも接続状態の診断を可能にした。
リミット電流は、40〜100mA間において10mAステップで選択が可能。負荷ショート検出電流はリミット電流×0.1ステップ、負荷オープン検出電流は2.5〜30mA間において、2.5mAステップで選択できるとしている。
S-19680シリーズは、TMSOP-8パッケージで提供され、2016年4月から発売。GPSアンテナなどのリモートLNAファンタム電源、ADASロケーター、車載間通信/路車間通信、カーナビゲーションシステム、カーオーディオシステムなどの用途向けとなる。
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