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3225サイズと7050サイズの高周波マルチモード水晶発振器日本電波工業 NV3225S/NT7050S

日本電波工業は、周波数などの出力仕様や電源電圧をカスタマイズできる高周波マルチモード水晶発振器「NV3225S」「NT7050S」を発表した。

» 2016年12月15日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本電波工業は2016年11月、I2Cインタフェースを使って周波数などの出力仕様や電源電圧をカスタマイズできる高周波マルチモードの水晶発振器「NV3225S」「NT7050S」を発表した。NV3225Sは3.2×2.5×0.9mmの、いわゆる「3225サイズ」の小型品である。NT7050Sのサイズは7.0×5.0×1.6mm(7050サイズ)で、総合周波数許容偏差最大±4.6×10−6に対応している。

大量のデータを高速処理

 両製品とも上限発振周波数は2100MHzで、位相ジッタはNV3225Sが130フェムト秒、NT7050Sが250フェムト秒となる。動作温度範囲は−40〜+85℃、電源電圧は1.8V、2.5V、3.3V。高速で大量のデータ処理が必要なネットワーク機器などの用途が見込まれている。

 NV3225Sは2017年1月、NT7050Sは2017年2月にサンプル出荷を開始する。2017年4月には両製品とも量産に移行する計画だ。サンプル価格はNV3225Sで1個3000円、NT7050Sで4000円である。

3225サイズの小型品「NV3225S」(左)と高精度品「NT7050S」

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