IDTは2017年1月、DDR4 NVDIMMアプリケーション向けの高集積パワーマネジメントIC「P8800」を発表した。従来のカスタムディスクリート実装の機能を1チップに集積している。
IDTは2017年1月、DDR4 NVDIMMアプリケーション向けの高集積パワーマネジメントIC「P8800」を発表した。従来のカスタムディスクリート実装の機能を1チップに集積し、DIMM上の電圧生成、電源スイッチオーバー、過電流/過電圧保護を管理できる。
従来のNVDIMMパワー製品は、コントローラーや電圧レギュレーター、ダイオード、さまざまな受動部品で構成されたディスクリート実装が一般的だが、P8800はこれらの機能を1チップに集積した。密度スケーリング、電源シーケンシング、ストレージクラスメモリをサポートし、完全にプログラムできるという。
入力電圧範囲は3.5〜13.8Vで、自動または信号ベースで補助電源への切り替えが可能。過電圧、低電圧、過電流に対する入力/出力保護機能を備えている。また、集積された入力電源の突入電流を制御する他、MOSFETを遮断して逆電流を防止する。
同社のNVDIMM対応メモリインタフェース製品と組み合わせることで、データセンターやクラウドの機能と信頼性向上が可能になるとしている。
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