STマイクロエレクトロニクスは、全負荷状態(250mA)でのノイズレベルが6.5μVrms未満のLDOレギュレーター「LDLN025」を発表した。120Hz時の電源電圧変動除去比は80dBとなる。
STマイクロエレクトロニクスは2017年2月、全負荷状態(250mA)でのノイズレベルが6.5μVrms未満のLDOレギュレーター「LDLN025」を発表した。120Hz時の電源電圧変動除去比は80dBで、小型のセラミックコンデンサー2個で安定して動作する。
入力電圧範囲は1.5〜5.5Vで、標準ドロップアウト電圧は120mV。出力電圧は1.2〜5.0Vの間で選択できる。静止電流は無負荷時が12μA、外部イネーブルピンで制御するシャットダウンモード時が0.2μAのため、消費電力を低減してバッテリーを長寿命化する。
1000個購入時の単価は約0.15米ドル。0.63×0.63mmのフリップチップ型4バンプパッケージか、1×1mmのQFNパッケージで提供する。2.95×1.6mmのSOT23-5Lパッケージ品も開発中という。スマートフォンやスマートウォッチ、医療用センサー、IoT(モノのインターネット)デバイスなど、スペースに制約のある機器での用途を見込む。
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