太陽誘電は、0201サイズ(0.25×0.125×0.125mm)の高周波積層セラミックコンデンサーを発表した。従来品から体積比で約75%小型化し、100種類の製品をラインアップした。
太陽誘電は2017年2月、0201サイズ(0.25×0.125×0.125mm)の高周波積層セラミックコンデンサーを発表した。同年1月から月産1000万個で量産している。サンプル価格は、1個当たり10円。同社従来品で最小だった0402サイズ(0.4×0.2×0.2mm)に比べ、体積比で約75%小型化した。定格電圧25Vまたは16Vで、温度特性はCGに対応している。
許容差は±0.05、±0.1、±0.25、±0.5pFと狭ステップでそろえ、100種類をラインアップした。世界各国のさまざまな通信規格や周波数帯域に幅広く対応する。
薄型化と高機能化が進むスマートフォンやIoT機器は、高周波回路や高周波モジュールの実装面積を削減するため、電子部品の小型化のニーズが高まっている。積層セラミックコンデンサーは、小型化すると定格電圧や特性が低下するため、特性を改良しながら小型化する必要がある。同製品はこの市場からの要求に対応し、スマートフォンやIoT機器における高周波回路でのインピーダンスマッチング用途に向くとした。
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