リニアテクノロジーは、最高150℃の接合温度で動作する100Vフライバックレギュレーター「LT8304H/-1」を発表した。電圧帰還用のオプトカプラーやトランス3次巻線が不要になった。
リニアテクノロジーは2017年3月、最高150℃の接合温度で動作する100Vフライバックレギュレーター「LT8304H/-1」を発表した。絶縁された出力電圧を1次側のフライバック波形から直接サンプリングするため、電圧帰還用のオプトカプラーやトランス3次巻線が不要になった。
LT8304H/-1は、2A/150VのDMOSパワースイッチを内蔵し、最大24Wの出力電力を供給する。入力電圧は3〜100V、無負荷動作時の暗電流は116μAで、最大1kVの出力電圧を生成できる。
可変周波数電流モード制御の「バウンダリ・モード・スイッチング方式」を採用し、入力、負荷、温度の全範囲において標準±5%以内の出力電圧レギュレーションを可能にした。
小型のSO-8パッケージで供給し、1000個購入時の単価は3.55米ドルから。自動車や産業、医療、軍需などのアプリケーションに対応するとしている。
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