アナログ・デバイセズは、最大効率94%(2MHz時)の同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8645S」を発売した。1チップにパワースイッチ、昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路などを集積している。
アナログ・デバイセズは2017年4月、最大効率94%(2MHz時)の同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8645S」を発売した。1チップにパワースイッチ、昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路などを集積。スイッチング周波数は200k〜2.2MHzの範囲で設定および同期ができる。
入力電圧は3.4〜65Vで、最大連続出力電流は8A。低静止電流のBurst Mode動作により、出力リップルを10mVP-P未満に抑えた。Burst Mode動作時の静止電流は2.5μAとなる。
最小オン時間は40ナノ秒と短く、2MHzの固定周波数で24V入力から2V出力までスイッチングできる。最小ドロップアウト電圧は60mV(1A時)。また、スペクトラム拡散周波数変調機能などによりEMI、EMC放射を抑えるため、自動車のCISPR25 クラス5のピークEMI規制値をクリアできる。
他に、プログラム可能なパルススキップモード、内部補償、パワーグッドフラグ、出力ソフトスタート、出力トラッキング、過熱保護などの機能も備えた。
パッケージは4×6mmのLQFNを採用。動作接合部温度−40〜125℃のインダストリアル温度バージョン「LT8645SIV」も用意した。1000個購入時の参考単価は5.95米ドルとなる。
複数の電圧レギュレータを集積した電源制御用IC
最大5W出力が可能なフライバックレギュレーター
ラッチアップ解除機能内蔵のLDOレギュレーターIC
5VをPOL向けに降圧する同期整流レギュレーター
双方向動作の高電圧昇圧コンデンサチャージャー
LDO型リニアレギュレータで実現する定電流源Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング