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最大効率94%の同期整流式降圧レギュレーターアナログ・デバイセズ LT8645S

アナログ・デバイセズは、最大効率94%(2MHz時)の同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8645S」を発売した。1チップにパワースイッチ、昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路などを集積している。

» 2017年05月15日 09時00分 公開
[EDN Japan]

Burst Mode動作時の静止電流2.5μA

 アナログ・デバイセズは2017年4月、最大効率94%(2MHz時)の同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8645S」を発売した。1チップにパワースイッチ、昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路などを集積。スイッチング周波数は200k〜2.2MHzの範囲で設定および同期ができる。

 入力電圧は3.4〜65Vで、最大連続出力電流は8A。低静止電流のBurst Mode動作により、出力リップルを10mVP-P未満に抑えた。Burst Mode動作時の静止電流は2.5μAとなる。

同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8645S」

 最小オン時間は40ナノ秒と短く、2MHzの固定周波数で24V入力から2V出力までスイッチングできる。最小ドロップアウト電圧は60mV(1A時)。また、スペクトラム拡散周波数変調機能などによりEMI、EMC放射を抑えるため、自動車のCISPR25 クラス5のピークEMI規制値をクリアできる。

 他に、プログラム可能なパルススキップモード、内部補償、パワーグッドフラグ、出力ソフトスタート、出力トラッキング、過熱保護などの機能も備えた。

 パッケージは4×6mmのLQFNを採用。動作接合部温度−40〜125℃のインダストリアル温度バージョン「LT8645SIV」も用意した。1000個購入時の参考単価は5.95米ドルとなる。

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