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10種以上の規格に対応した産業用通信プロセッサ日本TI AMIC110

日本テキサス・インスツルメンツは、Ethernetおよびフィールドバスの10種類以上の通信標準規格をサポートした産業用通信プロセッサ「Sitara AMIC110」を発表した。

» 2017年06月16日 09時00分 公開
[EDN Japan]

10種類以上の通信標準規格に対応

 日本テキサス・インスツルメンツは2017年6月、Ethernetおよびフィールドバスの10種類以上の通信標準規格をサポートした産業用通信プロセッサ「Sitara AMIC110」を発表した。モータードライブなどのネットワーク未対応製品の設計に産業用Ethernet機能を追加することで、ネットワーク対応製品に変更が可能になるという。

「Sitara AMIC110」のイメージ

 対応する通信標準規格は、EthernetCAT、Profinet、Ethernet/IP、PROFIBUSのマスターとスレーブ、HSR、PRP、POWERLINK、SERCOSIII、CANopenなど。他に、開発中も含めた複数の通信プロトコルをサポートしている。

 CPUには、最高300MHzのARM Cortex-A8コアを搭載。また、ネット接続対応のドライブ製品アプリケーション向けに、同社の「C2000」マイクロプロセッサのコンパニオン通信デバイスとして使用できる。

 既に供給を開始しており、1000個購入時の参考単価は6.75米ドル。産業用通信と産業用Ethernet向け開発プラットフォーム「AMIC110 産業用通信エンジン(ICE)」も提供され、C2000マイコン・ローンチパッド開発キットと組み合わせて活用することで、高度な統合性と拡張性を備えたIndustry4.0対応ソリューションを構築できるとしている。

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