シリコン・ラボラトリーズは、新しい「Bluetooth mesh」仕様をサポートする、ソフトウェアとハードウェアを包括したソリューションを発表した。既存のワイヤレス開発用ツールなどに比べ、開発期間を最大6カ月短縮できるという。
シリコン・ラボラトリーズは2017年7月、新しい「Bluetooth mesh」仕様をサポートする、ソフトウェアとハードウェアを包括したソリューションを発表した。同社のワイヤレスSoC(System on Chip)デバイスと認定モジュールをサポートするソフトウェア開発ツール、ソフトウェアスタック、モバイルアプリが含まれ、既存のワイヤレス開発用ツールなどに比べて市場投入までの開発期間を最大6カ月短縮できるとしている。
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同ソリューションに含まれるBluetooth SiP(System-in-Package)モジュール「BGM11S」は、アンテナを内蔵し、Bluetooth mesh対応製品を迅速に設計できる。最新の「Blue Gecko」 SoC「EFR32BG13」は、オプションで大容量メモリに対応。他に、OTA(Over The Air)によるアップデートやハードウェアセキュリティの強化、静電容量式センシング、RFのパフォーマンス強化などの機能もサポートしている。
また、スマートフォン向けモバイルアプリでは、商用のBluetooth meshライブラリとソースコードを利用し、Bluetooth meshベースの実装の動作を確認できる。さらに、ソフトウェア開発ツール「Simplicity Studio」により、メッシュネットワーキングデバイスの設計を最適化できる。
これらのソフトウェア開発ツール、ソフトウェアスタックは、同社のBluetooth mesh開発キットと共に無償で提供。Wireless Gecko SoC、Bluetoothモジュール、Bluetooth向けワイヤレススターターキットは、同社の国内販売代理店経由で入手できる。
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