Type-C機器の電池寿命を延長する降圧コンバーター : マキシム MAX77756
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は、最大出力電流500mAのステップダウンコンバーター「MAX77756」を発表した。同製品を使用することで、ポートコントローラー用の常時オン(1.8V、3.3V、5V)デジタル電源レイルを生成できる。
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2017年8月、最大出力電流500mAのステップダウンコンバーター「MAX77756」を発表した。2.33×1.42mmの15ピンWLPパッケージで提供され、1万個以上購入時の単価は0.65米ドル。開発キット「MAX77756EVKIT」の単価は70米ドル。出力電圧は、出荷時に1.8V、3.3V、5Vのいずれかで設定できる。
ステップダウンコンバーター「MAX77756」
入力電圧は3〜24Vで、全VBUS 範囲(5〜20V)およびVBATT (2S、3S、4Sリチウムイオン)で動作する。USB Type-C製品は常時オンの3.3Vレールを生成してUSB挿入を検出するが、MAX77756を使用することで、ポートコントローラー用の常時オン(1.8V、3.3V、5V)デジタル電源レールを生成できる。
MAX77756のブロック図
電源マルチプレクサを内蔵し、最大効率は92%を達成。自己消費電流は20μAで、アイドル時の消費電力を削減してバッテリー寿命を延長できる。また、短絡および熱保護、突入電流を最小限に抑える8ミリ秒の内部ソフトスタートを搭載。最大26Vの入力スタンドオフ電圧も備えた。
オプションのI2 Cシリアルインタフェースにより、出力電圧は1.5〜7.5Vの範囲で50mVステップで調整できる。
漏れインダクタンスを使用したフライバックコンバーター(1)ハードウェア概要
電圧モード(VM)で動作し、連続導通モード(CCM)で駆動されるフライバックコンバーターの周波数応答は、2次システムの応答に相当します。解析結果の大部分から、伝達関数の品質係数が各種損失(経路の抵抗成分、磁気損失、リカバリー時間に関連する損失など)によってのみ影響を受けることが予測される場合、漏れインダクタンスに起因する減衰効果がもたらす影響は非常に限定的です。ただし、過渡シミュレーションでは、漏れインダクタンスが増大すると出力発振が減衰することが予測されます。文献に記載されている多くの式はこの効果を反映していないので、新しいモデルが必要となりますが、本稿はこのモデルについて説明します。
超低消費電力のAC-DCコンバーター、IoT機器にも
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交流を直流に変換する「AC-DC電源」のきほん
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350mA同期整流式降圧DC-DCコンバーター
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