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Type-C機器の電池寿命を延長する降圧コンバーターマキシム MAX77756

Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は、最大出力電流500mAのステップダウンコンバーター「MAX77756」を発表した。同製品を使用することで、ポートコントローラー用の常時オン(1.8V、3.3V、5V)デジタル電源レイルを生成できる。

» 2017年08月21日 09時00分 公開
[EDN Japan]

USB Type-C機器のバッテリー寿命を延長

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2017年8月、最大出力電流500mAのステップダウンコンバーター「MAX77756」を発表した。2.33×1.42mmの15ピンWLPパッケージで提供され、1万個以上購入時の単価は0.65米ドル。開発キット「MAX77756EVKIT」の単価は70米ドル。出力電圧は、出荷時に1.8V、3.3V、5Vのいずれかで設定できる。

ステップダウンコンバーター「MAX77756」

 入力電圧は3〜24Vで、全VBUS範囲(5〜20V)およびVBATT(2S、3S、4Sリチウムイオン)で動作する。USB Type-C製品は常時オンの3.3Vレールを生成してUSB挿入を検出するが、MAX77756を使用することで、ポートコントローラー用の常時オン(1.8V、3.3V、5V)デジタル電源レールを生成できる。

MAX77756のブロック図

 電源マルチプレクサを内蔵し、最大効率は92%を達成。自己消費電流は20μAで、アイドル時の消費電力を削減してバッテリー寿命を延長できる。また、短絡および熱保護、突入電流を最小限に抑える8ミリ秒の内部ソフトスタートを搭載。最大26Vの入力スタンドオフ電圧も備えた。

 オプションのI2Cシリアルインタフェースにより、出力電圧は1.5〜7.5Vの範囲で50mVステップで調整できる。

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