アナログ・デバイセズ(ADI)は、非同期整流式昇降圧コンバーターなど、5種類のコンバータートポロジーに構成可能なマルチトポロジー電流モードPWMコントローラー「LT8711」を発売した。
アナログ・デバイセズは2017年9月、5種類のコンバータートポロジーに構成可能なマルチトポロジー電流モードPWMコントローラー「LT8711」を発売した。同期整流式の降圧/昇圧、SEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)/ZETA DC-DCコンバーター、非同期整流式昇降圧コンバーターとして構成できる。
出力電流は最大10Aのため、自動車や産業用、太陽発電システム、汎用アプリケーションなどの用途に対応する。入力電圧は4.5〜42Vで、外付け部品に応じて出力電圧を生成する。Burst Mode動作時の動作電流は15μAと低いため、バッテリー駆動システムの動作時間を延ばすことができる。
周波数は100k〜750kHzの範囲で選択可能で、外部クロックに同期できる。入力電圧を安定化するため、独自のEN/FBINピン回路を搭載。ソーラーパネルなど、高インピーダンス入力電源の電圧急低下を防ぐことができる。同ピンは、低電圧ロックアウト機能のために使用することも可能だ。
同期整流式降圧コンバーターとして構成した場合、100%のデューティサイクルで動作する。他に、調整可能なソフトスタート、2つのデバイス電源入力、トポロジー選択ピンなどを備えた。
20ピンTSSOPパッケージと3×4mmのQFNパッケージで供給され、1000個購入時の単価は2.30米ドルとなる。
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