各種RF測定に対応した小型アナライザー:ローデ・シュワルツ R&S ZNL/R&S FPL1000
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、各種RF測定に対応したネットワークアナライザー「R&S ZNL」と、スペクトラムアナライザー「R&S FPL1000」を発売した。設置面積は408×235mm、重さは6〜8kgで、屋外でも使用できる。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2017年10月、各種RF測定に対応したネットワークアナライザー「R&S ZNL」と、スペクトラムアナライザー「R&S FPL1000」を発売した。アンテナ、アッテネーター、フィルター、アンプなどのコンポーネントの特性、スペクトル測定、アナログ、デジタル信号の復調、正確な電力測定などをサポートする。
両製品の設置面積は408×235mm、重さは6〜8kgで、持ち運び用のハンドルとオプションのバッテリーを装備し、屋外でも使用できる。計測器に10.1型WXGAのタッチスクリーンを搭載しており、中心周波数と基準レベルのスパンや振幅測定範囲をズームして設定できる。他に、チャンネルパワー、隣接チャンネル漏えい比(ACLR)、S/N比、スプリアス、高調波ひずみ、3次インターセプトポイント(TOI)、AM変調深度などの機能も搭載した。
R&S ZNLは、5k〜3GHzまたは6GHzの周波数範囲に対応する。ダイナミックレンジは最大130dB、出力パワーは−40〜3dBmで、測定速度は16.7ミリ秒。標準機能として、エンベディング、ディエンベディング、フィクスチャ補正、タイムドメイン測定、自動校正ユニットをサポートする。
ネットワークアナライザー「R&S ZNL」
また、同社のパワーセンサー「R&S NRP」とスペクトラム解析オプションを追加することで、ネットワークアナライザー、スペクトラムアナライザー、パワーセンサーの3つの計測器を1台に搭載可能になる。
R&S FPL1000は、5k〜3GHzの周波数範囲をカバーする。オプションのプリアンプにより、10kHzオフセット(キャリア1GHz)で−108dBcの位相ノイズと−167dBmの平均雑音レベルを可能とし、優れたRF性能を提供する。
スペクトラムアナライザー「R&S FPL1000」
- マルチドメイン解析機能を搭載したデジタルオシロ
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」を発表した。ゾーントリガー機能を搭載し、時間領域/周波数領域で最高8個ゾーンを描くことができる。複数チャンネルの周波数を同時に解析し、ノイズのスペクトラムの変動比較や時間相関の確認も可能になるという。
- 使いやすさを追求したスペクトラムアナライザ
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、ハンドヘルドスペクトラムアナライザの新モデル「R&S Spectrum Rider」の発売を開始したと発表した。軽量で長時間のバッテリ動作、高RF性能、測定確度で用所を選ばずに使用できる。
- 110GHzまでのカバレージを提供するアナライザー
キーサイト・テクノロジーは2016年10月、最大解析帯域幅5GHzで110GHzまでの周波数カバレージを提供するシグナル・アナライザ「N9041B UXA X」シリーズを発表した。高度なフロントエンド回路を搭載し、表示平均雑音レベルを低下できる独自機能を備えているという。
- スマホ連携可能な多機能オシロスコープ
ディジレントは、波形発生器とロジックアナライザを搭載した、USB、Wi-Fi対応オシロスコープ「OpenScope MZ」を発表した。アナログ/デジタル信号のキャプチャや可視化、制御に使用でき、USBやWi-Fiを介してスマートフォンなどと連携できる。
- FETプローブでRFスペアナの測定範囲を拡大
今回は、安価で保護機能も十分な利得1のプローブで、実験室用の手頃なオシロスコープと同じ入力インピーダンスを提供し、スペアナの50Ω入力インピーダンスを駆動できる回路を紹介する。
- 3万円のオシロスコープを修理する
修理の仕事を始めた2012年に“3万円”というとても安い値段のオシロスコープを購入した。値段こそ安いが、かなり役に立ったオシロスコープ。しかし、試作した高電圧パルス電源を評価するときに壊れてしまった。今回はこの3万円で購入したオシロスコープの電源基板の修理を報告する。
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