リテルヒューズは、シリコンカーバイド(SiC)ショットキーダイオード「GEN2」シリーズに、定格電流8〜20Aの新製品4種を追加した。スイッチング損失が少ないため、逆方向スイッチングのストレスを低減できる。
リテルヒューズは2018年1月、シリコンカーバイド(SiC)ショットキーダイオード「GEN2」シリーズに、新たに「LSIC2SD120A08」「LSIC2SD120A15」「LSIC2SD120A20」「LSIC2SD120C08」の4種を追加した。同年2月上旬より発売する。
定格電流は8〜20Aで、全容量電荷は47〜115nC、ピーク繰り返し逆電圧は1200V、逆方向電流は100μAとなる。最大接合部温度は175℃と高く、幅広い設計が可能になるため、熱管理の問題に柔軟に対応できる。
また、優れた電荷蓄積量と高速な逆回復時間により、高周波電力スイッチングに対応する。スイッチング損失が少ないため、逆方向スイッチングのストレスを低減できる。順方向電圧降下は1.5Vのため、導通損失を抑制できる。
パッケージは、LSIC2SD120A08、LSIC2SD120A15、LSIC2SD120A20がTO-220-2Lパッケージ、LSIC2SD120C08がTO-252-2Lパッケージを採用。同社では、PFC(力率改善)、DC-DCコンバーターの昇圧および降圧ステージ、インバーターステージの還流ダイオード、高周波出力整流などの用途を想定している。
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