小型低背の車載向け基板対ケーブルコネクター:日本航空電子工業 MX77Aシリーズ
日本航空電子工業は、車載用ECU向けに基板対ケーブルコネクター「MX77A」シリーズを発表した。小型、低背化を図りながら、こじりや嵌合(かんごう)時のロック強度など、厳しい車載スペックに対応できる強度を持つ。
日本航空電子工業は2018年2月、車載用ECU向けに小型化と低背化を図った、基板対ケーブルコネクター「MX77A」シリーズを発表した。ピンヘッダ側の実装高さが9.7mmと、従来品よりも大幅に小型、低背化した。
基板対ケーブルコネクター「MX77A」シリーズ
信号用端子部は1.8mmピッチで、電源用端子部は2.1mmピッチ。端子サイズは、ピン巾0.4mmの超小型タイプとなる。
同シリーズは、両端のレグ(コネクターを固定する補強部品)をスルーホール実装ではんだ付けすることで、こじりに対して十分な強度を有する。ソケット端子には、外力に強いボックスタイプ構造を採用。これらにより、車載市場の表面実装に対応し、こじりや嵌合(かんごう)時のロック強度など車載スペックへの厳しい要求にも対応する。
芯数は、4芯から40芯まで広範に展開。使用温度範囲は−40〜85℃(使用最高温度は130℃)。適用電線は、CHFUSとCIVUSがそれぞれ0.13mm2、0.22mm2、0.35mm2および、AVSSの0.3mm2となっている。
- 耐環境性を要する産業機器に適した防水コネクター
日本航空電子工業は2017年2月、角型防水コネクター「KN01」シリーズを発表した。ロボット、自動機、工作機器など耐環境性が求められる産業機器に適しているという。
- 高速差動伝送に対応した0.5mmピッチコネクター
ケルは、0.5mmピッチFFC対応2ピースコネクター「TMC02E/41Eシリーズ」を発売する。FFCワンアクション挿入構造を採用し、FFCをコネクターに挿入するだけでケーブルアセンブリができる。
- オールプラスチックで軽量化、低背型コネクター
日本航空電子工業は、オールプラスチックによって軽量化した低背型コネクター「JN14」シリーズを発表した。ねじ止めで筐体に固定する嵌合(かんごう)固定方式を採用し、取り付け高さを抑えて小型・低背化した。
- 1端子にケーブル2本圧着できるドロワーコネクター
ケルは、1つの端子に2本のケーブルを圧着できる、5.08mmピッチのドロワーコネクターを発表した。従来のケーブル1本を圧着する端子に加え、ケーブル2本を圧着できる端子を備えている。
- アイデア工具を使ったハンダ抜きテクニック
今回は、基板にダメージを与えずにハンダ抜き(ハンダ外し)を行うためのテクニックを紹介する。偶然見つけたアイデアツールなど、筆者が日頃の修理業務で使っているハンダ抜き工具も披露しよう。
- アナログ技術の継承は難しい
今回は、3相モーターのトルク制御をリニアに行うアナログ回路の修理の様子を報告したい。修理依頼主への配慮により、詳細は明かせないのだが、アナログエンジニアであれば、恐らく感銘を覚えるであろう素晴らしいアナログ回路だった。
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