日本モレックスは、フローティング機構を搭載した、0.40mmピッチ基板対基板用フローティングコネクター「SlimStack FSB5」シリーズを発表した。基板実装時に生じる縦横方向の誤差を吸収し、基板の損傷や不具合を防止する。
日本モレックスは2019年3月、フローティング機構を搭載した、0.40mmピッチ基板対基板用フローティングコネクター「SlimStack FSB5」シリーズを発表した。基板実装時に生じる縦横方向の誤差を吸収し、基板の損傷や不具合を防止する。
フローティング可動範囲がXYZ軸に±0.5mmと大きく、コネクターが可動することで、組み立て工程で生じる嵌合時の位置ズレを吸収できる。挿入間口が大きく、コネクターの挿入作業も容易に行える。
最大電圧は40V、1極当たりの最大電流は0.3A、接触抵抗は80mΩ以下、耐電圧は250VAC、絶縁抵抗は100MΩ以上となる。ピッチサイズは0.40mmで、嵌合高さは5.00mm、嵌合幅は3.80mm。極数は、20、30、40、50、60極をそろえた。
使用温度範囲は−40〜125℃で、耐熱性が求められる用途にも使用できる。また、6Gビット/秒の高速伝送に対応している。
同社は、車載カメラ、センサー、インフォテインメントなどの自動車用途や、FA機器、産業ロボットなどの工業用途、ドローンなどの民生用途などでの利用を見込む。
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