高効率駆動に対応した三相ブラシレスモーターIC:東芝 TC78B041FNG、TC78B042FTG
東芝デバイス&ストレージは、三相ブラシレスモーター正弦波コントローラーIC「TC78B041FNG」「TC78B042FTG」を発表した。独自の自動位相調整機能により、幅広い回転数で高効率化を達成する。
東芝デバイス&ストレージは2019年4月、三相ブラシレスモーター正弦波コントローラーIC「TC78B041FNG」「TC78B042FTG」を発表した。それぞれ、7.6×10.2×1.6mmのSSOP30パッケージ、5×5×1mmのVQFN32パッケージで供給。エアコンや空気清浄機などの家電、産業機器などに活用できる。
三相ブラシレスモーター正弦波コントローラーIC「TC78B041FNG」「TC78B042FTG」
独自の自動位相調整機能(InPAC)により、簡単な設定で、ホール信号とモーター出力電流の位相調整ができる。幅広い回転数範囲でMCU制御システムと同等の高効率駆動が可能になるため、ファンモーター駆動を高効率化する。
また、正弦波駆動方式を採用し、滑らかな電流波形による静音化に対応。矩形波駆動方式矩形波駆動方式に比べ、モーターを低騒音、低振動化する。電源電圧は6〜16.5Vで、5Vのレギュレーターを内蔵。正転/逆転の切り替えに対応するほか、回転パルス信号出力のパルス数を選択できる。
さまざまな耐圧および電流容量のドライバと組み合わせて使用できる。また、出力段をインテリジェントパワーデバイスと組み合わせても使用可能だとしている。
- PWM入力でモーター制御可能なプリドライバIC
東芝デバイス&ストレージは、車載ブラシレスDCモーターをPWM入力だけで制御するプリドライバIC「TB9062FNG」を発表した。バッテリー電圧に応じてDutyを補正する起動時自動Duty生成機能や、出力Dutyの急変を抑えて脱調を防止する機能を備える。
- 電圧レベル変換できる低電圧ワンゲートロジック
東芝デバイス&ストレージは、電圧レベル変換が容易に設計できる単電源の低電圧対応ワンゲートロジック「7UL1G」「7UL1T」シリーズを製品化した。電源投入順序などを気にせず、単電源で電圧レベル変換できる。
- 車載用LIN搭載のDCモータードライバIC
東芝デバイス&ストレージは、車載ボディ系ネットワーク「LIN 2.0」のマスターと通信可能なLINスレーブ機能を搭載した、DCモータードライバIC「TB9058FNG」を発表した。
- TSN規格対応の車載情報通信向けEthernetブリッジIC
東芝デバイス&ストレージは、車載情報通信システムや産業機器向けに、Ethernet AVB規格対応のブリッジIC「TC9562」シリーズを発表した。システムの簡素化や複数インタフェースへの対応、低遅延データ転送を可能にしている。
- 4A対応の1.8V駆動HブリッジドライバIC
東芝デバイス&ストレージは、低電圧で駆動可能なデュアルHブリッジドライバICシリーズに、大電流4A定格対応の「TC78H653FTG」を追加した。低電圧駆動に特化したDMOSプロセスにより低電圧で安定動作する他、高速PWM制御が可能だ。
- 開発プラットフォームに130nmシリーズを追加
東芝デバイス&ストレージは、開発プラットフォーム「FFSA」のラインアップに「130nm」シリーズを追加した。高性能、低消費電力で開発効率の高いFFSAに130nmシリーズが加わったことにより、応用範囲がさらに拡大した。
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