東芝デバイス&ストレージは、低電圧で駆動可能なデュアルHブリッジドライバICシリーズに、大電流4A定格対応の「TC78H653FTG」を追加した。低電圧駆動に特化したDMOSプロセスにより低電圧で安定動作する他、高速PWM制御が可能だ。
東芝デバイス&ストレージは2018年12月、1.8Vの低電圧で駆動可能なデュアルHブリッジドライバICシリーズに、ラージモード時の出力電流が4Aの「TC78H653FTG」を追加した。
TC78H653FTGは、低電圧駆動に特化したDMOSプロセスにより、低電圧で安定して動作する。ターンオン時間とターンオフ時間がいずれも90ナノ秒と高速出力スイッチング特性を有し、500kHzのPWM制御が可能だ。
スモールモード時に0.22Ω、ラージモード時に0.11Ωと低オン抵抗で、モータードライバでの電圧ドロップによる損失を低減する。その結果、モーターに加わる電圧が高くなり、モータートルクの向上に貢献する。
電源電圧は1.8〜7.0Vで、消費電流が0.6mAと低いため、バッテリーの駆動時間が延びる。出力電流はスモールモード時が2.0A、ラージモード時が4.0A。Hブリッジチャンネル数はスモールモード時が2、ラージモード時が1となっている。
出力モードは、正転、逆転、ストップ、ショートブレーキの4モードがあり、過電流や加熱、低電源電圧を検出する安全機能などを搭載した。
パッケージは3.0×3.0mmのQFN16で、2モーター駆動が可能なDCブラシ付きモーターとバイポーラステッピングモーターに対応する。
主な用途として、1.8〜7.0Vの低い電池電源でモーターを駆動するアプリケーションや、3.7Vのリチウムイオン電池を使ったモバイル機器、1.5Vの乾電池2個を使った住宅関連機器や玩具、5VのUSB電源を使った駆動機器などを想定している。
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