東芝デバイス&ストレージは、電圧レベル変換が容易に設計できる単電源の低電圧対応ワンゲートロジック「7UL1G」「7UL1T」シリーズを製品化した。電源投入順序などを気にせず、単電源で電圧レベル変換できる。
東芝デバイス&ストレージは2019年2月、電圧レベル変換が容易に設計できる、単電源の低電圧対応ワンゲートロジック「7UL1G」「7UL1T」シリーズを製品化したと発表した。順次、量産出荷を開始する。
今回製品化されたのは、0.9Vへの降圧変換用の7UL1Gシリーズと、1.8〜3.3Vへの昇圧変換用に適した7UL1Tシリーズからなる31品種。多電源システムでも簡単に論理変換と電圧レベルを変換する。
入力電圧は0〜3.6V。電源オフ時に入力や出力に電圧が残っていても、誤動作や故障を防ぐパワーダウンプロテクション機能を内蔵している。電源投入順序や2電源間の電圧制約などを気にせず、単電源で電圧レベル変換が可能だ。
7UL1Gシリーズは0.9〜3.6V電源で動作し、入力端子に3.6Vトレラント機能を備える。0.9V電源で使用することで、0.9〜3.6V入力信号の論理変換と合わせて、デバイス1個で0.9Vへの降圧変換ができる。
7UL1Tシリーズは2.3〜3.6V電源で動作し、入力しきい値を電源電圧の50%以下に設定。3.3V電源で使用することで1.8〜3.6V入力信号の論理変換と合わせて、デバイス1個で3.3Vの昇圧変換ができる。
パッケージは、2.0×2.1×0.9mmのUSVパッケージと、リードタイプで業界最小となる1.0×1.0×0.48mmのfSVパッケージの2種類を用意。スマートフォン、タブレット、ノートPC、デジタルカメラなど、多電源システム機器のデータ通信制御回路の用途を見込む。
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