最大出力電圧6.7kVタイプの雷サージ試験器:ノイズ研究所 LSS-6330-A20
ノイズ研究所は、最大出力電圧6.7kVタイプの雷サージ試験器「LSS-6330-A20」の販売を開始した。出力の有無を確認するプリチェック機能を搭載し、非常停止スイッチやインターロック設定などの安全機能を装備した。
ノイズ研究所は2019年7月、最大出力電圧6.7kVタイプの雷サージ試験器「LSS-6330-A20」を発売すると発表した。同月から受注を開始し、11月から出荷を開始する予定。価格は350万円からで、初年度は40台の販売を目指す。
雷サージ試験器「LSS-6330-A20」
LSS-6330-A20は、落雷による大地の電位変動により配電線や通信線に誘導された高エネルギーの誘導雷ノイズを模擬的に発生させて、電子機器の耐性を評価するEMC(電磁両立性)試験器だ。
プリチェック機能を搭載し、試験器本体に専用ケーブルを接続すると、出力の有無を確認できる。他に、作業工数を削減できるソフトウェア制御、校正日事前お知らせ機能、試験履歴の自動保存機能などを備える。
また、規格試験および単発条件の試験を行うマニュアルモードと、異なる条件の試験を連続で行うプログラムモードの2種類を装備し、MPU制御によってサージ出力、波形切り替え、極性切り替えなどを自動で行える。
試験時の電源ケーブルの接続ミスを防ぐため、フロントパネルを採用。オプションで各国のコンセント形状に応じたコンセントボックスを使用すると、供試品を容易に接続できる。
さらに、EUTに印加された波形をオシロスコープで確認できるモニター端子を装備。セイフティソケット、非常停止スイッチ、インターロック設定などの安全機能も搭載し、オプションの防護柵や防護箱を使用することで、より安全な試験が実施できる。
試験規格IEC61000-4-5 Ed.3、IEC61000-4-12 Ed.3(RINGWAVE 100kHz)、ANSI IEEE62-45(2002)に準拠し、日本語のほか、英語、韓国語、中国語に対応する。
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