ダイナミックパワーデバイスアナライザーを発表:キーサイト PD1500A
キーサイト・テクノロジーは、ダブルパルステスト機能を搭載したダイナミックパワーデバイスアナライザー「PD1500A」を発表した。ワイドバンドギャップ(WBG)半導体について、再現性と信頼性、安全性の高い測定ができる。
キーサイト・テクノロジーは2019年7月、ダブルパルステスト機能を搭載したダイナミックパワーデバイスアナライザー「PD1500A」を発表した。ワイドバンドギャップ(WBG)半導体について、再現性と信頼性の高い測定ができ、作業者にもハードウェアにも安全なテスト環境を確保できる。
ダイナミックパワーデバイスアナライザー「PD1500A」
PD1500Aは、モジュール方式で設計されており、さまざまな種類のデバイスをテストして異なる特性評価を多様なパワーレベルで実行できる。最大1.2kVと200Aで、ケイ素や炭化ケイ素のパワー半導体のダブルパルステストによる特性評価とパラメーター抽出が可能だ。
再生可能エネルギーや電気自動車(EV)などのミッションクリティカルなアプリケーション向けの、ワイドバンドギャップ(WBG)半導体や絶縁ゲートバイポーラトランジスタについて、静的および動的測定ができる。将来的には、モジュールの追加により、窒化ガリウムやパワーモジュールなどの高速または大電流のデバイスの測定も可能になるという。
テストプロセスが簡素化、自動化されており、設計にかかる時間と試作回数を削減できる。さらに、複数台または複数拠点にあるテスターのメンテナンス効率を向上できる。
- 5G向けチャンネルサウンディングソリューションを提供
キーサイト・テクノロジーは、5Gモバイルアプリケーション向け28GHz帯チャンネルサウンディング(空間電波伝搬特性)ソリューションを発表した。無線機器メーカーや携帯事業者に同ソリューションを提供し、5G(第5世代移動通信)技術の発展に貢献する。
- 車載用ミリ波レーダー開発向けテストシステム
キーサイト・テクノロジーは、車載用ミリ波レーダーシステムの高精度な検証を可能とする車載レーダー信号解析、生成ソリューション「E8740A」を発表した。
- Type-Cの自動検証を可能にするテストコントローラー
キーサイト・テクノロジーは、USB Type-C搭載デバイスのステートや対応規格を自動制御する、Type-Cテストコントローラー「N7018A」を発表した。USB 3.1、Thunderbolt 3、DisplayPortのType-Cに対する自動検証を可能としている。
- 1μA分解能電流測定機能を搭載した3出力DC電源
キーサイト・テクノロジーは、暗電流や待機電流に対応する1μA分解能電流測定機能を搭載した3出力DC電源「E36300A」シリーズを発売した。色分けした3チャネル全ての電圧や電流をディスプレイに同時に表示できる。
- 波形更新レート100万回/秒のオシロ、6GHz帯に対応
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」シリーズに、6GHzモデルを追加した。16ビットの垂直解像度と、波形更新レート100万回/秒の性能を備えている。
- バックプレーン速度が24Gバイト/秒のPXIeシャシー
キーサイト・テクノロジーは、最大24Gバイト/秒のバックプレーン速度を持つ「M9010A」、小型で低価格の「M9005A」、大型システム用の「M9018B」という3種類のPXIeシャシーを発表した。
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