トレックス・セミコンダクターは、超小型600mA DC-DCコンバーター「XC9281」「XC9282」シリーズ4MHz品に、新たに発振周波数4MHz品を開発した。従来の6MHz品と比較して、実装面積を維持したまま高効率化できる。
トレックス・セミコンダクターは、600mA DC-DCコンバーター「XC9281」「XC9282」シリーズに、新たに発振周波数4MHz品を開発したと発表した。従来の6MHz品と比較して、実装面積を維持したまま高効率化できる。
XC9281、XC9282シリーズは、HiSAT-COT(独自の高速過渡応答技術)制御を採用した600mA 同期整流降圧DC-DCコンバーターだ。参考価格200円で量産している。
今回、新たに開発した4MHz品により、コイルは1μHの1.0×0.5mmサイズを使用できる。入力容量と出力容量には0.6×0.3mmのセラミックコンデンサーが使用でき、周辺部品を含めた実装面積を3.52mm2に抑えられる。
これにより、実装面積の小型化および、低背化が求められる機器や、モバイル機器などのバッテリー駆動の機器に適している。
また、独自の高速過渡応答技術により、負荷変動時の出力電圧を最小に抑えられ、FPGAのような瞬間的な負荷変動が大きい用途および、出力電圧の安定性が必要な機器にも適している。
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