スマートフォンを車の鍵にできるUWBチップ:NXP NCJ29D5
NXPセミコンダクターズは、車載超広帯域無線IC「NCJ29D5」を発表した。高精度でセキュアなリアルタイム位置特定機能を持ち、スマートフォンを車の鍵としても使用できる。
NXPセミコンダクターズは2019年11月、スマートフォンを車の鍵としても使用できる、車載超広帯域無線(UWB)IC「NCJ29D5」を発表した。
高精度でセキュアなリアルタイム位置特定機能を持ち、車やモバイル機器、スマートデバイスに空間的認知機能を提供する。ユーザーは、スマートフォンをポケットやバッグに入れたまま、車のドアの開閉、エンジンスタートおよび、スマートフォンを通じたセキュアなリモートパーキングができる。
また、短距離レーダーや、電気自動車の充電、ドライブスルー決済の他、リレーアタックによる車の盗難防止にも貢献する。
Bluetooth、近距離通信、セキュアエレメントなど、同社のコネクティビティやセキュリティソリューションとともに、セキュアなハンズフリースマートアクセスを可能にし、カーコネクティビティの標準化を支援する。
同社は今後、BMWグループやContinentalなどの企業と、カーコネクティビティコンソーシアムとIEEEを通じてUWB普及のために協力していくとしている。
- Cortex-M33ベースのMCU、40nm NVMプロセスで性能を向上
NXPセミコンダクターズは、高い性能効率を誇るマイクロコントローラー「LPC552x」「LPC55S2x」ファミリーを発表した。ピンや周辺機器と互換性があり、開発期間の短縮に貢献する。また、複数の高速インタフェース、先進セキュリティ機能を備える。
- エッジ先進機械学習に向けたマイコン
NXPセミコンダクターズは、ギガヘルツ級の高速性能を備えたマイクロコントローラー「i.MX RT1170」を発表した。最大1GHz駆動のArm Cortex-M7と最大400MHz駆動のARM Cortex-M4を使用したデュアルコアアーキテクチャなどを搭載している。
- NXP「i.MX 8M Mini」向けのパワーマネジメントIC
ロームは、NXPセミコンダクターズのアプリケーションプロセッサ「i.MX 8M Mini」ファミリー向けのパワーマネジメントIC「BD71847AMWV」を発表した。降圧DC-DCコンバーター、LDOレギュレーターを各6チャンネル、制御ロジックなどを集積する。
- 耐水タッチ機能統合の5Vマイクロコントローラー
NXPセミコンダクターズは2019年3月、業界認証済み耐水タッチ機能を統合した、5V対応マイクロコントローラー「KE1xZ」ファミリーを拡充したと発表した。産業用IoT(IIoT)や家電市場向けに、32K〜256Kバイトフラッシュメモリと8K〜32KバイトSRAMをサポートした。
- 次世代車向けバッテリーセルコントローラー
NXPセミコンダクターズは、次世代ハイブリッド車および電気自動車に向けた、バッテリーセルコントローラー「MC33771B」「MC33772B」を発表した。バッテリーパック全体の安全性と信頼性を向上する。
- Cortex-M33採用のフラッシュマイコン
NXPセミコンダクターズは、ArmのプロセッサIP「Cortex-M33」とセキュリティ技術「TrustZone」を搭載したマイクロコントローラ「LPC5500」シリーズを発表した。低消費電力の40nm組み込みフラッシュプロセスを採用している。
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