Maxim Integrated Productsは、双方向DC電力線通信マネジメントIC「MAX20340」を発表した。1つのラインで電源と通信を扱うため、設計工程が簡素化され、ワイヤレスイヤフォンなどの電源や通信チップの実装面積を最大80%縮小する。
Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2020年1月、双方向DC電力線通信マネジメントIC「MAX20340」を発表した。ワイヤレスイヤフォンなどの電源や通信チップの実装面積を最大80%縮小する。1000個以上購入時の単価は0.82米ドル。評価キットの「MAX20340EVKIT#」は単価57米ドルとなる。
MAX20340は、1つのラインで電源と通信を扱うため、充電ドックとワイヤレスイヤフォンやリングなどの小型ウェアラブル端末との間で通信に用いられるピンやディスクリートデバイスを必要としない。これにより設計工程が簡素化され、競合品と比較して実装面積を80%縮小できる。
また、スレーブ自動検出回路を備えており、PLC(プログラマブルロジックコントローラー)マスターが電力線上にPLCスレーブを検出した場合は、割り込みでシステムに通知する。外付け抵抗が1つあれば、通信マスターかスレーブのどちらかに設定できる。
ビットレートは最大166.7kビット/秒で、最大1.2Aの充電電流に対応する。パッケージは9ピンWLPで、サイズは1.358×1.358mm、ピッチ0.4mmとなっている。
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