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電源供給、電源電圧監視、動作監視を集積したICエイブリック S-19514/19515/19518

エイブリックは、車載用ウォッチドッグタイマー、リセット内蔵LDOボルテージレギュレーター「S-19514」「S-19515」「S-19518」シリーズを発売した。低消費電流により、暗電流を削減する。

» 2020年02月06日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 エイブリックは2020年1月、車載用ウォッチドッグタイマー、リセット内蔵LDOボルテージレギュレーター「S-19514」「S-19515」「S-19518」シリーズを発売した。MCU(Micro Controller Unit)への電源供給(LDOボルテージレギュレーター)、電源電圧監視(リセット)、動作監視(ウォッチドッグタイマー)を1チップに搭載した電源用ICで、スペースや部品点数を削減し、回路設計を容易化する。

「S-19514」「S-19515」「S-19518」シリーズ

ウィンドウモードウォッチドッグタイマーを搭載

 新製品は、ウィンドウモードウォッチドッグタイマーを搭載。長時間入力がないことの検出だけでなく、短時間の連続した入力も異常として検出可能になるため、システムの安全性を高める。

 動作時消費電流は、S-19514、S-19515シリーズが3.0μA、S-19518シリーズが3.2μA。自己消費電力を抑えたことで、暗電流(イグニッションOFFの状態でも流れる待機電流)を削減する。

 S-19518シリーズは、IC全体を待機状態にするためのイネーブルピンを搭載しており、電源供給を止めることで、さらに暗電流を削減する。待機時消費電流は0.1μAとなっている。

 また、いずれも車載品質三温度テスト(低温、常温、高温)を実施している。信頼性および品質評価試験「AEC-Q100」に対応予定で、PPAP(生産部品承認プロセス)にも対応可能だ。

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