Nexperiaは、シリコンベースのESD保護デバイス「PESD2ETH100-T」「PESD2ETH1G-T」を発表した。OPEN Allianceの規格に準拠した車載用Ethernet「100BASE-T1」「1000BASE-T1」に対応する。
Nexperiaは2020年2月、シリコンベースのESD保護(静電気対策)デバイス「PESD2ETH100-T」「PESD2ETH1G-T」を発表した。OPEN Allianceの規格に準拠した車載用Ethernet「100BASE-T1」「1000BASE-T1」に対応する。
PESD2ETH100-Tは、100BASE-T1の仕様に完全に準拠する。静電容量は3pF未満。最大30kVのESD保護性能を備え、30kVで1000回の接触放電に耐える。
PESD2ETH1G-Tは、100BASE-T1と1000BASE-T1の両方に完全準拠する。静電容量は2pF未満。最大30kVのESD保護性能を備え、15kVで1000回の接触放電に耐える。どちらも、トリガー電圧は100V。2.9×1.3×1.0mmのSOT23パッケージを採用している。
ESD保護デバイスをコネクターのすぐ近くに配置することで、物理層(PHY)だけでなく、コモンモードチョーク(CMC)とパッシブも保護し、システムレベルの堅牢性を高めることができる。
AEC-Q101にも準拠しており、車内のネットワーク回線のESD保護や、車載用LVDSでの利用を見込む。
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