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車載用のEthernet向けチップバリスタTDK AVRH10C101KT1R1NE8

TDKは、車載規格AEC-Q200に準拠した、車載用Ethernet向けチップバリスタ「AVRH10C101KT1R1NE8」の量産を開始した。サイズは1.0×0.5×0.5mmで、従来品に比べて体積比で75%小型化した。

» 2019年09月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKは2019年8月、車載用Ethernet向けチップバリスタ「AVRH10C101KT1R1NE8」の量産を開始した。ECU(車載用電子制御ユニット)間の高速通信を阻害せずに、車載機器のESD(静電気放電)やサージから保護する。サンプル価格は1個15円。月2000万個の生産を予定する。

車載用Ethernet向けチップバリスタ「AVRH10C101KT1R1NE8」

静電容量範囲は1.1±0.3pF

 最大許容回路電圧は70V、静電容量範囲は1.1±0.3pF。バリスタ電圧は110V、最大クランプ電圧は190V、最大サージ電流は300mAとなる。

 使用温度範囲は−55〜+150℃で、車載向け受動部品規格AEC-Q200に準拠する。サイズは1.0×0.5×0.5mm、重量は0.0013g。従来品に比べ、体積比で75%小型化した。

 自動車のADAS(先進運転システム)や車載用Ethernet 1000Base-T1対応製品などでの利用を見込む。

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