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堅牢な0.35mmピッチの基板対基板用コネクター日本航空電子工業 WP26DKシリーズ

日本航空電子工業は、電源端子付きの基板対基板接続用コネクター「WP26DK」シリーズの販売を開始した。電源端子兼用のホールドダウンと吸着部の保護金具によって嵌合時の損傷を防ぎ、堅牢性を高めている。

» 2020年07月15日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本航空電子工業は2020年6月、電源端子付きの基板対基板(FPC)接続用コネクター「WP26DK」シリーズを発売した。ホールドダウン(固定金具)に加え、吸着部両端にも保護金具を備える。嵌合(かんごう)面を保護しつつ部品破損を抑制し、堅牢性を高めた。

基板対基板接続用コネクター「WP26DK」シリーズ

電源端子兼用のホールドダウンで端子数を削減

 接触信頼性の高い2点接点構造と、保護金具の誘い込み構造を採用。ホールドダウンは電源端子と兼用のため、端子数を削減でき、基板上の省スペース化にも対応する。また、嵌合時のクリック感は、作業性を確実かつ良好にする。

 電源端子は2つで、1極当たり3Aの通電が可能。端子間のピッチは0.35mm、製品幅は1.9mm、嵌合高さは0.6mmだ。極数は10、16、24、30、34、40、48をラインアップしている。定格電圧はAC、DCともに50Vで、絶縁抵抗は100MΩ以上、接触抵抗は信号端子が70mΩ以下、電源端子が20mΩ以下。挿抜寿命は30回で、使用温度範囲は−40〜+85℃となる。

 携帯電話やスマートフォン、ウェアラブル端末、タブレット、ノートPC、デジタルカメラ、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)用ヘッドセットなど、さまざまな小型携帯機器での利用を見込む。

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