京セラは、ウェアラブルデバイス向けの0.35mmピッチ基板対基板コネクター「5811」シリーズを発表した。従来品から約50%小型化しながらも、電源端子の定格電流が3Aと大電流に対応。小型機器の一層の小型化、高機能化ニーズに応える。
京セラは2020年8月、ウェアラブルデバイス向けの0.35mmピッチ基板対基板コネクター「5811」シリーズを発表した。同年9月よりサンプル出荷を開始する。ウェアラブルデバイスやゲーム機器など、小型機器の小型化、高機能化ニーズに応える。
サイズは1.7×3.6×0.6mmと従来品から約50%小型化しながら、電源端子の定格電流が3Aと大電流に対応する。
プラグ側の嵌合(かんごう)面にフラット形状を採用し、リセプタクル側も中央の凸部分のない凹型形状とすることで、嵌合時の作業性向上、破損の低減に寄与する。シグナル端子は1極から5極まで展開可能だ。
使用温度範囲は−40〜+85℃で、RoHS指令にも対応している。サンプルの参考価格は、例えばシグナル3極が1セット100円(税別)。同社は年間の販売目標を3500万個としている。
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