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Alexa Voice Service対応のUIリファレンス設計STマイクロ リファレンス設計

STマイクロエレクトロニクスは、Amazonから「AVS Integration for AWS IoT Core」の利用認定を受け、音声ベースのUI開発を簡略化できるリファレンス設計を発表した。スマート機器での利用を見込む。

» 2020年12月10日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2020年11月、Amazonから「Alexa Voice Service(AVS) Integration for AWS IoT Core」の利用認定を受け、音声ベースのUI(ユーザーインタフェース)開発を簡略化できるリファレンス設計を発表した。大量購入時の価格は10米ドル未満の予定で、スマートホーム機器やスマート家電での利用を見込む。

「Alexa Voice Service Integration for AWS IoT Core」を活用したリファレンス設計

音声検出、Alexaウェイクワード設定、通信機能などを1つに統合

 メインボードの大きさは36mm×65mmで、32ビットマイコン「STM32ファミリー」の高性能マイコンとWi-Fiモジュールを搭載する。マイコンには、Alexa音声UIソフトウェアを組み込む。他に、オーディオフロントエンド(AFE)、Alexaウェイクワード検出、AWS IoTへの通信機能、RAMおよびフラッシュメモリなど、必要なシステム機能を備えている。

 AFEには、遠距離音声検出に必要なノイズリダクション、エコーキャンセレーション、高度なビームフォーミングシグナル処理の機能を備える。音声検出の微調整ができるように、Audio Weaverツールの無料ライセンスが付属する。

 また、ウェイクワードやローカルコマンドの追加、音声コマンド機能と組み合わせたグラフィカル表示など拡張性が高い。

 さらに、独立したオーディオドーターボードを備えており、試作と開発を用意にする。ドーターボードには「FDA903D」オーディオコーデック、ユーザーLEDおよびボタンに加え、MEMSマイク「MP23DB01HP」を36mm間隔で2つ配置。ハードウェアモジュールとカスタムドーターボードを使って、アプリケーションに応じてマイク間隔、音響、UIを定義できる。

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