Alexa Voice Service対応のUIリファレンス設計:STマイクロ リファレンス設計
STマイクロエレクトロニクスは、Amazonから「AVS Integration for AWS IoT Core」の利用認定を受け、音声ベースのUI開発を簡略化できるリファレンス設計を発表した。スマート機器での利用を見込む。
STマイクロエレクトロニクスは2020年11月、Amazonから「Alexa Voice Service(AVS) Integration for AWS IoT Core」の利用認定を受け、音声ベースのUI(ユーザーインタフェース)開発を簡略化できるリファレンス設計を発表した。大量購入時の価格は10米ドル未満の予定で、スマートホーム機器やスマート家電での利用を見込む。
「Alexa Voice Service Integration for AWS IoT Core」を活用したリファレンス設計
メインボードの大きさは36mm×65mmで、32ビットマイコン「STM32ファミリー」の高性能マイコンとWi-Fiモジュールを搭載する。マイコンには、Alexa音声UIソフトウェアを組み込む。他に、オーディオフロントエンド(AFE)、Alexaウェイクワード検出、AWS IoTへの通信機能、RAMおよびフラッシュメモリなど、必要なシステム機能を備えている。
AFEには、遠距離音声検出に必要なノイズリダクション、エコーキャンセレーション、高度なビームフォーミングシグナル処理の機能を備える。音声検出の微調整ができるように、Audio Weaverツールの無料ライセンスが付属する。
また、ウェイクワードやローカルコマンドの追加、音声コマンド機能と組み合わせたグラフィカル表示など拡張性が高い。
さらに、独立したオーディオドーターボードを備えており、試作と開発を用意にする。ドーターボードには「FDA903D」オーディオコーデック、ユーザーLEDおよびボタンに加え、MEMSマイク「MP23DB01HP」を36mm間隔で2つ配置。ハードウェアモジュールとカスタムドーターボードを使って、アプリケーションに応じてマイク間隔、音響、UIを定義できる。
- 第9世代Intel Xeon/Coreプロセッサ搭載の3.5インチSBC
アドバンテックは、3.5インチのシングルボードコンピュータ「MIO-5393」を発表した。146×102mmの小型サイズながら、第8、9世代の「Intel Core」「Intel Xeon」プロセッサを搭載し、最大6コアに対応する。
- 完全独立型のRaspberry Pi向けオーディオアンプHATボード
インフィニオン テクノロジーズは、完全独立型のRaspberry Pi向けオーディオアンプHATボード「KIT_40W_AMP_HAT_ZW」を発表した。小型ながら、ラジカセ級のHDオーディオ出力が可能となっている。
- SMARCモジュール仕様リビジョン2.1をリリース
ADLINK Technologyは、「SMARCモジュールリビジョン2.1」を発表した。マルチカメラ対応やイーサネットポートの追加、2.0仕様で割り当て済みのエッジコネクターピンに影響しない機能を追加した。
- 低消費電力マイコン使用の試作開発用ボード
ルネサス エレクトロニクスは、低消費電力のマイクロコントローラー「RL78/G14」を使用した試作開発用ボード「RL78/G14 Fast Prototyping Board」を発売した。短期開発向けの製品で、多くの機能を備えながらも低価格のボードとなっている。
- モバイルプロセッサ搭載のボードとモジュール
コンガテックは、第8世代Intel Coreモバイルプロセッサ搭載のCOM Express Type 6モジュール「conga-TC370」、組み込み式3.5インチシングルボードコンピュータ「conga-JC370」、Thin Mini-ITXマザーボード「conga-IC370」を発表した。
- USB PDとUSB-Cの充電設計開発キットを発表
ルネサス エレクトロニクスは、USB PDとUSB-Cのバッテリー充電設計に向けたレファレンスデザインキット「RTK-251-1PowerBank3」「RTK-251-BuckBoosterConverter2」を発表した。
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