低電圧アプリケーション向けゲートドライバ:STマイクロ STDRIVE101
STマイクロエレクトロニクスは、3相ブラシレスDCモーターの駆動に適した低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」を発表した。電動工具、ポンプ、ファン、軽機械、ゲーム機器など、75Vまでの低電圧機器に適する。
STマイクロエレクトロニクスは2020年12月、3相ブラシレスDC(BLDC)モーター制御に適した、低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」を発表した。電動工具、ポンプ、ファン、軽機械、ゲーム機器など、75Vまでの低電圧機器に適する。量産中で、1000個購入時の単価は約0.71米ドル。4×4mmの24ピンVFQFNパッケージで提供する。
動作電圧は5.5〜75V。NチャンネルMOSFET駆動用の3相ハーフブリッジゲートドライバを内蔵し、各ドライバのゲート電流はシンク側、ソース側ともに最大600mAだ。50mA、12Vの低ドロップアウト(LDO)レギュレーターを搭載し、ブートストラップダイオードとともに、外付け部品に電力を供給する。
低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」
スイッチング制御はDT/MODEピンを切り替えることで、ハイサイドとローサイド信号、もしくは単一のPWM信号とイネーブル入力のいずれかの使用を選択できる。スタンバイモードにするとLDOがオフになり、待機中の消費電力を削減できる。
また、過電流検出用のコンパレーター、各MOSFETのドレイン・ソース電圧監視による短絡保護機能を搭載。内部生成デッドタイムによる貫通電流保護、サーマルシャットダウン、ローサイドおよびハイサイドスイッチに対する減電圧ロックアウト(UVLO)などの保護機能も備える。
- 5G基地局用ゲートドライバIC
インフィニオン テクノロジーズは、5GおよびLTEマクロ基地局用の新たなゲートドライバICファミリー「EiceDRIVER 2EDL8」を発表した。120Vブートストラップダイオードを内蔵し、チャンネル間伝搬遅延マッチングは標準値±2ナノ秒となる。
- 新しいプレスパックIGBTモジュール用ゲートドライバ
パワー・インテグレーションズは、プラグアンドプレイゲートドライバ「1SP0351」を発表した。同社のSCALE-2チップセットをベースにしており、同チップセットの高度な制御技術により、従来と比較して部品点数を85%削減できる。
- 250V、600V耐圧のブラシレスDCモータードライバIC
STマイクロエレクトロニクスは、ブラシレスDCモータードライバIC「STSPIN32F0」ファミリーに、250V耐圧の「STSPIN32F0251」「STSPIN32F0252」、600V耐圧の「TSPIN32F0601」「STSPIN32F0602」の4種類を追加した。
- 最大1.8kWの産業用モータードライブ向けIPM
Infineon Technologiesは、IPMファミリーに、最大1.8kWの産業用モータードライブ向けの1200V IPM「CIPOS Maxi IM818」シリーズを追加した。6チャンネルSOIゲートドライバや、温度サーミスタなどを装備している。
- 車載3相ブラシレスモーター用ゲートドライバ
東芝デバイス&ストレージは、車載3相ブラシレスモーター用パワーMOSFETのゲートドライバIPD「TPD7212F」を発表した。ハイサイドドライブ用のチャージポンプ回路を内蔵し、3相フルブリッジ回路を容易に構成できる。
- スタンバイ電力40mW以下のLLC共振コントローラー
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、高電圧ゲートドライバを集積したLLC共振コントローラー「UCC256301」を発表した。スタンバイ電力は40mW以下で、10%負荷時に90%以上の効率を提供する。
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