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低電圧アプリケーション向けゲートドライバSTマイクロ STDRIVE101

STマイクロエレクトロニクスは、3相ブラシレスDCモーターの駆動に適した低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」を発表した。電動工具、ポンプ、ファン、軽機械、ゲーム機器など、75Vまでの低電圧機器に適する。

» 2021年01月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2020年12月、3相ブラシレスDC(BLDC)モーター制御に適した、低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」を発表した。電動工具、ポンプ、ファン、軽機械、ゲーム機器など、75Vまでの低電圧機器に適する。量産中で、1000個購入時の単価は約0.71米ドル。4×4mmの24ピンVFQFNパッケージで提供する。

電動工具やポンプなど、75VまでのBLDCモーターに適する

 動作電圧は5.5〜75V。NチャンネルMOSFET駆動用の3相ハーフブリッジゲートドライバを内蔵し、各ドライバのゲート電流はシンク側、ソース側ともに最大600mAだ。50mA、12Vの低ドロップアウト(LDO)レギュレーターを搭載し、ブートストラップダイオードとともに、外付け部品に電力を供給する。

低電圧ゲートドライバIC「STDRIVE101」

 スイッチング制御はDT/MODEピンを切り替えることで、ハイサイドとローサイド信号、もしくは単一のPWM信号とイネーブル入力のいずれかの使用を選択できる。スタンバイモードにするとLDOがオフになり、待機中の消費電力を削減できる。

 また、過電流検出用のコンパレーター、各MOSFETのドレイン・ソース電圧監視による短絡保護機能を搭載。内部生成デッドタイムによる貫通電流保護、サーマルシャットダウン、ローサイドおよびハイサイドスイッチに対する減電圧ロックアウト(UVLO)などの保護機能も備える。

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