測位、測距機能を備えたIoT向けUWBデバイス : NXP Trimension SR040、SR150
NXPセミコンダクターズは、IoT向けの測位、測距機能を備えた超広帯域無線(UWB)デバイス「Trimension SR150」「Trimension SR040」を発表した。スマートロックなどの新しいIoT技術向けに最適化され、高精度で相対的な位置情報を提供する。
NXPセミコンダクターズは2020年10月、IoT(モノのインターネット)向けの測位、測距機能を備えた超広帯域無線(Ultra-Wideband:UWB)デバイス「Trimension SR150」「Trimension SR040」を発表した。スマートロックやリアルタイムロケーションシステム(RTLS)タグなどの新しいIoT技術向けに最適化され、高精度で相対的な位置情報を提供する。
UWB技術がオブジェクトを正確に追跡
Trimension SR150は、到達角度技術を採用し、高精度の測位および測距に対応する。UWBアンカーが人や物体の移動に対応して位置を特定するため、一部屋に同製品を複数配置することも可能だ。入退出管理システムや屋内位置特定システム、決済、民生用電子機器などの用途を見込む。
Trimension SR040は、低消費電力動作向けで、バッテリーで駆動するUWBトラッカーやタグなどのIoTデバイスに適している。Bluetooth Low Energyや他のコネクティビティコントローラーと組み合わせて、1デバイスに統合することもできる。
Bluetooth5対応独自ソフト内蔵の無線通信モジュール
太陽誘電は、Bluetooth 5対応の無線通信モジュール「EYSKJNAWB-WX」を発表した。独自ソフトウェアを搭載し、外部から簡単なコマンドを入力するだけで無線通信を確立する。低消費電力で稼働することが求められる、小型IoT関連機器に適している、としている。
スマートフォンを車の鍵にできるUWBチップ
NXPセミコンダクターズは、車載超広帯域無線IC「NCJ29D5」を発表した。高精度でセキュアなリアルタイム位置特定機能を持ち、スマートフォンを車の鍵としても使用できる。
BluetoothとBLEの双方に対応する通信モジュール
SMKは、通信モジュール「BT801」シリーズとして、「BT801」「BT801-AP2」を発表した。Bluetooth ClassicとBluetooth Low Energyの双方に対応したデュアルモードBluetoothモジュールで、従来品と互換性があるため、容易に置き換えられる。
105℃対応のBluetooth 5.2無線通信モジュール
太陽誘電は、Bluetoothの最新コア仕様バージョン5.2に対応した無線通信モジュール「EYSPBNZUA」を発表した。高温や発熱を伴う環境下での使用を想定し、使用温度範囲の上限を+105℃に拡大している。
Bluetooth LE Audio製品向けの評価ソリューション
Nordic Semiconductorは、Bluetoothオーディオの新規格「LE Audio」用製品に対応した評価ソリューション「LE Audio Evaluation Platform」を発売した。オーディオソースなどのソースでも、オーディオ再生などのシンクでも動作する設計となっている。
低消費電力のBluetooth5.2対応SoC
シリコン・ラボラトリーズは、Bluetooth 5.2に対応したSoCの新製品「EFR32BG22」を発表した。Bluetooth信号の方向を高精度に探知するほか、低消費電力のため、コイン電池のバッテリー寿命を最大10年まで延ばすことができる。
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