IO密度2倍、消費電力4分の1を実現した車載向けFPGAファミリー:ラティスセミコンダクター Lattice Certus NX
ラティスセミコンダクターは、車載用途向けに最適化したFPGAファミリー「Lattice Certus NX」を発表した。低消費電力や高いIO密度を特徴としている。特定顧客向けにサンプル出荷を開始している。
ラティスセミコンダクターは2021年8月、車載用途向けに最適化したFPGAファミリー「Lattice Certus NX」を発表した。モーター制御、車載インフォテインメント(IVI)システムのLED制御、車載ネットワーキングなどの車載アプリケーションに適している。特定顧客向けにサンプル出荷を開始している。
FPGAファミリー「Lattice Certus NX」
同ファミリーは、高性能あるいは低消費電力のいずれかのオペレーティングモードを選択できる、プロブラマブルバックバイアスを搭載。同社によると、消費電力を同クラスのFPGAと比較して最大4分の1に低減した。
パッケージサイズは6×6mmで、ボールピッチは0.5mmと0.8mmから選択できる。同クラスのFPGAと比較して最大3分の1のフォームファクタで、1mm2あたり最大2倍のIO密度を有する。
個々のIOは3ミリ秒で、チップ全体はデバイスの性能に応じて8〜14ミリ秒で起動できる。1.5Gビット/秒に対応した差動IOを採用。5Gビット/秒のPCIe、1.5Gビット/秒のSGMII(GigE)、1066Mビット/秒のDDR3メモリインタフェースに対応している。
車載向け電子部品規格「AEC-Q100」に準拠。また、暗号化機能として「ECDSA」「AES 256」をサポートしている。
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