CXLをサポートする、10nmプロセスのFPGA:インテル Agilex
インテルは、同社の10nmプロセス技術をベースにしたFPGAファミリー「Agilex」の出荷を開始した。既存のFPGA「Stratix 10」に比べ、性能を最大40%向上、消費電力を最大40%削減できる。
インテルは2019年8月、同社の10nmプロセス技術をベースにしたFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)ファミリー「Agilex」の出荷を開始した。
10nmプロセスFPGA「Agilex」
ヘテロジニアス 3D SiP(シリコンインパッケージ)を採用し、第2世代の「Intel Hyperflex」FPGAアーキテクチャを統合。データセンターやネットワーキング、エッジコンピューティングなどのアプリケーションにおいて、既存のFPGA「Stratix 10」に比べて性能を最大40%向上、消費電力を最大40%削減できる。メモリは、DDR4、DDR5、HBM、同社の「Optane DCパーシステントメモリー」に対応する。
新しいインターコネクト規格「Compute Express Link(CXL)」をはじめ、PCI Express(PCIe) Gen 5、BFLOAT16をサポートする。DSP性能は最大40TFLOPS。また、最大112Gビット/秒のトランシーバーを搭載し、400GE以上の高速ネットワーキング要件に対応する。
なお、Agilexのデザイン開発は、FPGA開発ソフトウェア「Quartus Prime」経由で利用できる。
- モバイルプロセッサ搭載のボードとモジュール
コンガテックは、第8世代Intel Coreモバイルプロセッサ搭載のCOM Express Type 6モジュール「conga-TC370」、組み込み式3.5インチシングルボードコンピュータ「conga-JC370」、Thin Mini-ITXマザーボード「conga-IC370」を発表した。
- 開発プラットフォームに130nmシリーズを追加
東芝デバイス&ストレージは、開発プラットフォーム「FFSA」のラインアップに「130nm」シリーズを追加した。高性能、低消費電力で開発効率の高いFFSAに130nmシリーズが加わったことにより、応用範囲がさらに拡大した。
- エンベッドビジョンシステム向け開発キット
アヴネットは、「UltraZed-EVシステムオンモジュール(SOM)」と「キャリアカード」をセットにした「UltraZed-EVスターターキット」を発表した。
- 光通信機能を搭載したFPGAアクセラレータボード
アバールデータは、FPGAアクセラレーションに光通信機能を搭載した、FPGAアクセラレータボード「APX-AA10L1」を発売した。40Gビット/秒の高速通信が可能な光モジュールを2チャンネル搭載し、高速で分散処理、結合処理ができる。
- 小型化するFPGAがモバイルシステムにもたらす利点
これまでになくインテリジェントとなっている現在のモバイルシステム。新機能が増えることで、システムの電力が大幅に消費される可能性がある。この問題に対処するため、CPUやGPUの代わりにFPGAで細分化された処理を実行することで、システムの機能を最適化する開発者が増加している。
- CCIX技術と広帯域メモリを搭載した16nm FPGA
ザイリンクスは2016年11月、16nm Virtex UltraScale+ FPGAファミリーの新製品を発表した。プロセッサとFPGA間のデータ共有をシームレスにするキャッシュコヒーレントインターコネクト(CCIX)技術と広帯域メモリ(HBM)を搭載している。
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