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車載制御およびセキュリティ向けFPGAラティスセミコンダクター MachXO3LF、MachXO3D

ラティスセミコンダクターは、車載制御アプリケーション向けFPGA「MachXO3LF」およびシステムセキュリティ向けFPGA「MachXO3D」を発表した。両製品ともに、車載用途に向けて−40〜+125℃の拡張動作温度範囲に対応している。

» 2020年10月05日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ラティスセミコンダクターは2020年9月、車載制御アプリケーション向けFPGA「MachXO3LF」と、システムセキュリティ向けFPGA「MachXO3D」を発表した。

システムセキュリティ向けFPGA「MachXO3D」

 両製品は、車載用途に向けて−40〜+125℃の拡張動作温度範囲に対応。また、セキュリティ面では、ハードウェアRoot of Trust(RoT)やプラットフォームファームウェアレジリエンス(PFR)、デュアルブートなどに対応した。先進運転支援システム、インフォテインメント、モーター制御、5G(第5世代移動通信)通信インフラ、産業用ロボットオートメーションシステムなどでの用途が見込まれる。

フラッシュメモリ搭載によるインスタントオン

 両製品ともにオンチップのフラッシュメモリを搭載しており、単体で確実にプラットフォームを起動するインスタントオンを実行できる。デフォルトのプルダウンにより起動グリッチを最小限に抑え、スルーレート制御や駆動電流調整、ヒステリシス制御により信号の整合性を保てる。

 単一3.3Vもしくは電源1.2Vで動作し、同社FPGA向けのGUIベースのFPGA設計および検証環境ツール「Lattice Diamond」によりサポートされている。

 MachXO3DはMachXO3LFをベースとしたもので、ファームウェアへの不正なアクセスからのデバイスの保護や検出、復元が可能なハードウェアセキュリティエンジンを搭載している。

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