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バットウイング型光学素子を備えた園芸用LEDams OSRAM Oslon Square Batwing

ams OSRAMは、温室の照明均一化と照明点数の削減を可能にする、園芸用LED「Oslon Square Batwing」4製品を発表した。翼のような特殊な配光パターンを特徴とし、植物の生育に必要な赤色、青色、白色を提供する。

» 2021年11月22日 15時40分 公開
[EDN Japan]

 ams OSRAMは2021年10月、温室の照明均一化と照明点数の削減を可能にする、園芸用LED「Oslon Square Batwing」4製品を発表した。ハイパーレッド(660nm)、ディープブルー(450nm)、ファーレッド(730nm)、ホルティホワイトを用意し、植物の生育に必要な赤色、青色、白色をカバーする。低コストで最大の収穫量が期待できる。

園芸用LED「Oslon Square Batwing」

翼のような特殊な配光パターン

 Oslon Square Batwingは、バットウイング型光学素子が作り出す、翼のような特殊な配光パターンを特徴とする。140度のビーム角と長方形の配光は、照明器具間を広げて照明数を減らしても、植物に均一な光を与えられる。

 光出力はハイパーレッドの場合、700mAで1042mWに達し、電力変換効率(WPE)は74%。大きさはいずれも3.0×3.0mmで、寿命は10万2000時間以上だ。

 従来のLED照明は、均等拡散面の主レンズで補助光学系を持たない、または単純なガラスカバーを使用するシステムが多い。その結果、温室や屋内農園の照明器具の真下に光が集中して、植物の生育にばらつきができたり、コストをかけて照明器具を追加するなど、生産者に負担が生じている。

 Oslon Square Batwingは補助光学系を使用したLED照明システムと比較しても、システム効率を最大5%向上できるとしている。

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