バットウイング型光学素子を備えた園芸用LED:ams OSRAM Oslon Square Batwing
ams OSRAMは、温室の照明均一化と照明点数の削減を可能にする、園芸用LED「Oslon Square Batwing」4製品を発表した。翼のような特殊な配光パターンを特徴とし、植物の生育に必要な赤色、青色、白色を提供する。
ams OSRAMは2021年10月、温室の照明均一化と照明点数の削減を可能にする、園芸用LED「Oslon Square Batwing」4製品を発表した。ハイパーレッド(660nm)、ディープブルー(450nm)、ファーレッド(730nm)、ホルティホワイトを用意し、植物の生育に必要な赤色、青色、白色をカバーする。低コストで最大の収穫量が期待できる。
園芸用LED「Oslon Square Batwing」
Oslon Square Batwingは、バットウイング型光学素子が作り出す、翼のような特殊な配光パターンを特徴とする。140度のビーム角と長方形の配光は、照明器具間を広げて照明数を減らしても、植物に均一な光を与えられる。
光出力はハイパーレッドの場合、700mAで1042mWに達し、電力変換効率(WPE)は74%。大きさはいずれも3.0×3.0mmで、寿命は10万2000時間以上だ。
従来のLED照明は、均等拡散面の主レンズで補助光学系を持たない、または単純なガラスカバーを使用するシステムが多い。その結果、温室や屋内農園の照明器具の真下に光が集中して、植物の生育にばらつきができたり、コストをかけて照明器具を追加するなど、生産者に負担が生じている。
Oslon Square Batwingは補助光学系を使用したLED照明システムと比較しても、システム効率を最大5%向上できるとしている。
- ブーストコンバーター内蔵の車載LEDドライバ
Maxim Integrated Productsは、ブーストコンバーター内蔵の車載用LEDバックライトドライバ「MAX25512」を発表した。1チップで3Vの入力電圧、91%の高効率を誇り、コールドクランク状態でも車内ディスプレイを最大の明るさで維持する。
- LEDの特性(2)LED調光
前回に引き続きLEDの特性に関して説明していきます。今回は、LED調光について解説します。
- LEDの特性(3)熱に関する検討や温度ディレーティング
前回に引き続きLEDの特性に関して説明していきます。今回は、熱に関する検討および温度ディレーティングなどに関して解説します。
- 低電圧降下型の定電流リニアLEDドライバIC
インフィニオン テクノロジーズは、定電流リニアLEDドライバIC「BCR431U」を発表した。LED電流を調整するための低電圧降下性能を備えており、より柔軟な照明設計が可能になる。
- 歪み除去機能付き高電圧AC-DC LEDドライバー
STマイクロエレクトロニクスは、歪み除去機能付き高電圧AC-DC LEDドライバー「HVLED007」を発表した。照明関連の規制に準拠する、省電力のソリッドステート照明機器に適する。
- 0.5%まで電流制御するLEDドライバIC
インフィニオン テクノロジーズは、8〜80VDCで動作するDC-DCバックLEDドライバIC「ILD8150」「ILD8150E」を発表した。ハイブリッド調光では目標電流の0.5%まで制御可能で、変調周波数はちらつきが生じにくい3.4kHzだ。
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