AWSと迅速かつセキュアに接続できるモジュール : ユーブロックス AWS IoT ExpressLinkモジュール
ユーブロックスは、IoTデバイスとAWSのセキュアな通信を直ちに可能にする「AWS IoT ExpressLinkモジュール」として、Wi-Fi用とセルラー用2種類のモジュールを発表した。迅速なデザインインと市場投入に貢献する。
ユーブロックスは2021年11月、IoT(モノのインターネット)デバイスとAmazon Web Services(AWS)のセキュアな通信を直ちに可能にする「AWS IoT ExpressLinkモジュール」を発表した。評価キットと合わせた初回サンプルは、2022年第1四半期までに提供を開始する予定だ。
Wi-Fiおよびセルラー向け「AWS IoT ExpressLinkモジュール」
Wi-Fi用「NORA-W2 AWS IoT ExpressLink Wi-Fiモジュール」と、セルラー用「SARA-R5 AWS IoT ExpressLink セルラーモジュール」をラインアップし、迅速なデザインインと市場投入に貢献する。
AWS IoT ExpressLinkモジュールを利用すると、デバイス側で複雑なソフトウェアの実行や保守が不要となるため、専門家でなくてもデバイスを構成できる。「AWS IoT Core」と通信するようにプロビジョニング済みのため、少ないコマンドでAWSとセキュアに接続し、AWSエコシステムのサービスと統合できる。
NORA-W2 Wi-Fiモジュールは、Wi-Fi 4接続と、Bluetooth Long Rangeを含むBluetooth Low Energy 5接続を利用できる。デュアルコアCPUを搭載し、高度なアプリケーションに適する。大きさは10.4×14.3mmで、アンテナピン搭載品またはPCBアンテナ搭載品を用意している。
SARA-R510 セルラーモジュールは、LTE-MおよびNB-IoTに対応し、省電力モード(PSM)時の消費電流は1μA未満と、バッテリー駆動のアプリケーションに適する。また、マルチリージョン使用にも対応する。
なりすまし検出付き自動車用推測航法モジュール
ユーブロックスは、最高105℃で動作可能な車載グレードの測位向け「NEO-M9Lモジュール」と「M9140-KA-DRチップ」を発表した。推測航法による高度な位置情報と、GNSS信号のなりすまし検出機能を提供する。
屋内測位向けエクスプローラーキット
ユーブロックスは、AoAによるBluetooth方向検知を活用した屋内測位向けエクスプローラーキット「XPLR-AOA-1」「XPLR-AOA-2」を発表した。モバイルデバイスやタグの位置をサブメートル級の精度で計算できる。
PCBアンテナを搭載したBLEモジュール
ユーブロックスは、Bluetooth5 Low Energyモジュールの「NINA-B3」シリーズに、完全一体型のPCBアンテナを搭載したグローバル認証取得済みの「NINA-B306」「NINA-B316」を追加した。
Wi-Fi/Bluetooth同時接続を搭載したマルチ無線ゲートウェイ
ユーブロックスは、Wi-FiとデュアルモードBluetoothの同時接続をサポートする、マルチ無線ゲートウェイモジュール「NINA-W15」を発表した。Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)とBluetooth Low Energy、Bluetooth BR/EDRを同時にサポートする。
デュアルモードBluetooth 4.2モジュール
ユーブロックスは、「NINA-B2」デュアルモードBluetooth 4.2スタンドアロンモジュールを発表した。改ざんされていないことを同社が認証した組み込みセキュアブートが含まれ、ビーコンやGATT(Generic Attribute Profile)サーバなどが事前にフラッシュに書き込まれている。
超小型産業用Bluetooth 5モジュール
ユーブロックスは、産業用アプリケーション向けのBluetooth 5モジュール「ANNA-B1」を発表した。厚さが1.2mm、6.5×6.5mmのシステムインパッケージ(SiP)デザインを採用し、Arm Cortex-M4やアンテナなどを搭載している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.