ユーブロックスは、AoAによるBluetooth方向検知を活用した屋内測位向けエクスプローラーキット「XPLR-AOA-1」「XPLR-AOA-2」を発表した。モバイルデバイスやタグの位置をサブメートル級の精度で計算できる。
ユーブロックスは2021年6月、受信角度(AoA:Angle of Arrival)によるBluetooth方向検知を活用した、屋内測位向けエクスプローラーキット「XPLR-AOA-1」「XPLR-AOA-2」を発表した。モバイルデバイスやタグの三角測量を可能にし、アクセス制御、衝突検知、スマート家電、屋内測位、資産追跡などに向けた性能テストを支援する。
XPLR-AOA-1は、アンテナボード「C211」とタグ「C209」が含まれており、AoA技術の評価に必要なソフトウェアを提供する。ドアに接近した人や物体の検出、移動物体間の衝突回避、タグの移動に合わせたカメラの追従などに適する。
XPLR-AOA-2は、C211とC209をそれぞれ4つ搭載し、三角測量のための測位エンジンソフトウェアなど、AoA技術の活用に必要なソフトウェアを提供する。Bluetooth方向検知を中心とした高精度屋内測位のPoC(概念実証)を可能にする。
いずれも「NINA-B4 Bluetooth 5.1 Low Energyモジュール」を備え、組み込みMCU上で動作するソフトウェア「connectLocate」が入力信号の角度を計算する。3つ以上のアンカーポイントからの方向を三角測量することで、屋内環境のモバイルデバイスやタグの位置をサブメートル級の精度で計算できる。
さらに、Traxmateの「エンタープライズ資産追跡プラットフォーム」とXPLR-AOA-2を利用した追跡システムでは、追跡環境のセットアップ、建物の作成、間取り図のアップロード、アンカーポイントの配置が容易になる。同システムは、Webやスマートフォンのアプリケーションを介して、資産の位置をリアルタイムで追跡できる。
低消費電力のBluetooth5.2対応SoC
Bluetooth 5.1新機能に対応した新ソフトウェア
Bluetooth 5.0 LE対応マイコンとモジュール
測位、測距機能を備えたIoT向けUWBデバイス
105℃対応のBluetooth 5.2無線通信モジュール
BluetoothとBLEの双方に対応する通信モジュールCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング